独仏が「欧州軍」を提唱

トランプ政権下の米国が、これまでのリベラル国際秩序からの離脱をし、英国もEUからの離脱が進む中で、欧州の大国であるドイツとフランスが、欧州の中で合衆国を作ろうとする動きをしていることは、以下の記事で紹介しました。

ヨーロッパ合衆国の宣言

そしてさらに最近、こんなニュースがありました。

仏のマルコン「欧州軍」創設、メルケル独首相も同調

聖書の「ダニエル書」は、かつての古代ローマが、とても緩い形で、はるか将来に復興することを予告しています。

2章40-43節:
「そして第四の王国ですが、それは鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを砕いてつぶしますが、その国は、打ち砕く鉄のように、先の国々をすべて粉々に砕いてしまいます。あなたがご覧になった足と足の指は、その一部が陶器師の粘土、一部が鉄でしたが、それは分裂した国のことです。その国にはある程度までは鉄の強さもありますが、あなたがご覧になったように、その鉄は粘土と混じり合っています。その足の指が一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。鉄と粘土が混じり合っているのをあなたがご覧になったように、それらは子孫の間で互いに混じり合うでしょう。しかし鉄が粘土と混じり合わないように、それらが互いに団結することはありません。」

今の欧州と、トルコやロシアの動向とダニエル書の預言のつながりを次の記事で書きましたので、参考までにお読みください。

「サイクス=ピコ協定 百年の呪縛」②

福音派の親イスラエル聖書理解と実践の重み

今年は、イスラエル建国七十周年ということで、その記念を意識した本が出版されていますが、先日は、「イスラエル - 民族復活の歴史」(ダニエル・ゴーディス著)を紹介しました。

けれども、これはイスラエル近現代史の世俗的側面を主に取り扱っていて、一般図書としては最適ですが、では、聖書信仰を持っているキリスト者が現代イスラエルをどのように見るかについての議論は「無い」と言ってよいでしょう。

聖書なくしてシオニズムはあり得ないのですが、シオニズム自体が、旧来のユダヤ教伝統の中に生きていたユダヤ人からの脱皮を意味しており、世俗の国民国家です。最後の章、また翻訳者の解説で、宗教的ユダヤ人への回帰について少し取り扱っています。

イスラエルを後押しした聖書信仰のキリスト者

しかし、聖書信仰によって民族的ユダヤ人と、シオンの地へ帰還を促す歴史は、既に英国においてスポルジョンなど、霊的復興が起こっている時に胎動としてありました。第一次大戦後、英国委任統治領となっていたパレスチナをユダヤ人の民族郷土と定めたバルフォア宣言へと至ったのですが、バルフォア伯爵自身も、当時の首相デビッド・ロイド・ジョージ伯爵も、熱心なキリスト者であり、奴隷制廃止を成し遂げたウィルバーフォース議員など、その他大勢の福音的信仰に立った者たちの間のシオニズムへの後押しは始まっていました。(参考記事:イスラエル旅行記続きを読む 福音派の親イスラエル聖書理解と実践の重み

「Christian News Watch~海外クリスチャン事情」

最近、とても冴えている記事を書いておられる方の、ブログを見つけました。

「Christian News Watch~海外クリスチャン事情」
フェイスブックツイッターもあります)

ブログ紹介文にこうありました、引用させていただきます。
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こんにちは。プロテスタント系の教会に通うクリスチャンです。日英翻訳者という仕事柄、英語力の維持向上のためできるだけ多くの英文記事を読むよう心がけていますが、その中で気になったキリスト教や聖書に関係のある記事を日本語にしてお届けします。

注意書き:世界のキリスト教事情は知れば知るほど愕然とするばかりの恐ろしい状態になっています。聖書の教えがどんどん退けられ、聖書に堅くつくクリスチャンは排斥されつつあります。いずれ近いうちに、世界のどの場所にいようと、聖書に忠実なクリスチャンとして生きることが非常に大きな危険を伴う時代がやって来るとしか思えません。日本人クリスチャンがそういった時代に向けて心の準備をするために少しでも役立てればと思います。
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聖書観や教会観がとても自分のに合っていて、また世界(特に欧米事情)を見る視点も似ています。海外クリスチャン事情とうたっていますが、身近な教会についての事柄や、日本のキリスト教会で起こっていることにも触れているので、とてもいいですね。

キリスト教の世界で起こっていることは膨大な情報があり、追っていくだけで精一杯で、この頃はフェイスブックやユーチューブ発信などで追われていましたが、とてもしっかりと、言葉にして説明しながら追っていておられるので、感謝です。

アミール・ツァルファティ 日本講演 2018

勝手に宣伝させていただきます。

公式サイトから:
Amir Tsarfati Teaching in Japan 2018【Free・Registration required】
アミール・ツァルファティ 日本講演 【無料・要予約】

2018.7.14.(Sat.)@7:00pm~ (6:30pm Door Open)
中野ゼロホール / NAKANO Zero Hall

2018.7.16.(Mon.) @1:00pm〜
オリーブミルクロード教会

2018.7.18.(Wed.) @3:00pm〜 & 6:00pm〜
大阪国際交流センター

2018年 アミール・ツァルファティ講演 ちらし PDF

続きを読む アミール・ツァルファティ 日本講演 2018

中東の真相は欧米ではなくロシア

フェイスブックに投稿したものをこちらに紹介いたします:

WSJ Japanの記事「露イラン関係亀裂 イスラエルのシリア攻撃で」

欧米リベラルの牙城に頼るハマス

ついに、エルサレムに米大使館が移転しました。大いに祝典が大使館内で行われている時に、外ではその移転に反対するデモが起こっていました。この移転に反対する人々がいても、おかしくなく、平和的手段であれば、それはむしろ健全に民主主義が働いていると言えるでしょう。 続きを読む 中東の真相は欧米ではなくロシア

ホロコーストから学ぶ「選びと召命」

本日は、イスラエルの建国70周年記念日です。1948年5月14日に、イスラエルが誕生しました。Happy 70th anniversary of Israel!

先日、下のリンク先にあるセミナーに参加しました。

イスラエル建国70周年 特別セミナー

イスラエル建国70周年を記念して、イスラエル唯一の日本人クリスチャン・ジャーナリスト石堂ゆみ師による特別セミナーを開催いたします。「ホロコーストと建国・日本・これから」と題して、ユダヤ人と神さまとの壮絶な関係、ユダヤ人の迫力ある生き残りと復活をイスラエルの歴史を通して学び、その時日本がどのように関わってきたのかを振り返ります。この春、ホロコースト記念館公認ガイド試験に合格された石堂師ならではの貴重な学びです。ぜひお越しください。

セミナー内容(変更の可能性もあります)
セッション1  聖書終了から近代:ホロコースト
セッション2  イスラエル建国の道のり
セッション3  建国から今:イスラエル・世界時事情勢と終末 続きを読む ホロコーストから学ぶ「選びと召命」

ヨーロッパ合衆国の宣言

シルバートランペットより:

「ヨーロッパ合衆国」・・メルケル独首相とマルコン仏大統領が、欧州連合の二大国として、さらなる結びつきを強化するということです。

UNITED STATES OF EUROPE: Merkel and Macron reveal federalist plot for EVEN CLOSER ties
(ヨーロッパ合衆国:メルケル氏とマルコン氏が、さらなる結びつきによって連邦制の計画を明かす)

参考情報:エリゼ条約

聖書には、紀元前五世紀に、当時の超大国から、その後の世界帝国の興亡を預言したダニエル書というものがあります。詳細に、バビロンからペルシヤ、ギリシヤ、そしてローマに至る姿が歴史の中で確認できました。

その中で、鉄のローマに対して、粘土と鉄が混じった状態が起こるという状態の中で、世界の平和をもたらすという約束をしながら、世界に前代未聞の破滅をもたらす荒らす憎むべき者が表れると語っています。

そこで聖書を研究する者たちに、ヨーロッパにかつてのローマを復興させる、しかも一国ではなく、ゆるい結びつきによって復興させるというものたちがいました。それで欧州共同体が起こり、それから欧州連合が起こり、そして欧州合衆国の構想まで出てきています。

トランプ大統領の「エルサレムはイスラエルの首都」認知

この話題について、フェイスブックで書き連ねていったので、こちらに転載したいと思います(一部、編集します)。

イギリスBBCによる報道(写真をクリックすれば読めます)

ネタニヤフ首相の歓迎の言葉

エルサレム首都宣言についての、私の所感 その1 続きを読む トランプ大統領の「エルサレムはイスラエルの首都」認知

天地、国々を揺り動かす主

今年に入り、ますます、私たちの主の到来を待ち望む時に入っていると感じています。

①「世界で何が起こっているのか?」ジョエル・ローゼンバーグ

ジョエル・ローゼンバーグ氏による今年のEpicenter Conferenceは、10月6‐7日カルバリーチャペル・コスタメサで行われました。


その前座でしょうか、10月5日、水曜礼拝においてジョエル・ローゼンバーグ氏に牧者ブライアンは語ってもらいました。

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「オリーブ山便り」リニューアル

お知らせです。

在イスラエルの日本人キリスト者から発信される、中東・世界情勢ニュース「オリーブ山便り」が、ウェブサイトとしてリニューアルしました。

私が日頃接している、日本語による中東・世界情勢ニュースでは、オリーブ山便りに並ぶものはありません。とてもバランスよく、イスラエル当地や欧米から発信される英文記事をまとめ、そしてキリスト者の視点でそれを解説しています。ご本人は、これを主に仕える働きとして行われていますが、ジャーナリストとしても、一般の記者による報道と負けず劣らずの内容になっています。

現地からのニュース発信のみならず、講演や講義の依頼にもお応えされています。さらに最近、イスラエル政府からの公認旅行ガイドの資格を取得されたので、イスラエル国内の旅行案内や執り成しの祈りの働きのお手伝いなど、お手伝いすることがおできになります。⇒「ガイド/講演依頼

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