韓国での宣教報告

このブログでは、すっかりお知らせするのを忘れていました。今、韓国の天安(チョナン)にいます。今回、ソウル、天安、そして大田(テジョン)にあるカルバリーチャペルの人たちに、これまでの宣教報告とまた、これからの東京での働きを紹介しました。2月3日に帰国予定です。

本当は、こちらの旧正月を避けて2月終わりか3月に行こうと思っていたのですが、不思議なことに飛行機のチケットが今の時期のほうが安く、この時期になりました。そして今の韓国は本当に寒いです。到着した日は最低が零下10度、最高が零下5度でした。でも、最近、韓国から日本に戻ってきた韓国の人たちに前もって寒いと聞いていたので、服の準備を万端にしていたので大丈夫です。

土曜日から日曜日が忙しかったです。土曜の晩にソウルでの英語礼拝、そして日曜の朝に天安で韓国語礼拝、そして夕方に大田での英語礼拝でお話しました。久しぶりに会う兄弟たちもいるし、新しく会う人々もたくさんいました。特に大田のカルバリーチャペルは初めてでした。
http://www.fareastmission.org/
http://web.me.com/ccdaejeon/ccdaejeon/Home.html

韓国のカルバリーチャペルは、ある意味、日本のカルバリーチャペルよりも状況が困難です。あれだけのキリスト教大国(?)の韓国でなんで大変なの?と思われるかもしれません。けれども、今日、天安のカルバリーの牧師さんと交わった時に、こうまとめてくれました。

1)まったく教会に行ったことのない人々
2)以前、教会に通っていたが今は離れてしまっている人々
3)熱心に教会に通っているが、聖書の教えに飢え渇いている人々

1)についてですが、今、キリスト者の数が韓国では徐々に減っています。そして雰囲気が、キリスト教会への反発が強くなっています。これはキリスト教そのものよりも、これまでの韓国の教会のあり方に対するもので、伝道を試みても強く拒むそうです。

そして次に3)について説明しますと、この人たちに聖書をきちんと教えるカルバリーチャペルが貢献できると期待してしまうのですが、実は違います。以前もお話したように、韓国では異端がものすごい量で増えています。そのため既存の教会が過敏になっており、中身を精査することなく、既存の教派(長老派など)でない新興のものはみな異端と切り捨ててしまう傾向があります。そこで、特に教団という形を取らず、また、神学校の卒業生に按手するという制度もないカルバリーチャペルは異端視されてしまうことがあるそうです。

1)も3)も、韓国の教会そのものが硬直化してしまっている問題と課題に起因します。そして2)の人たち、つまり、教会そのものへの偏見はないけれども、信仰から離れてしまった人たちに対して働きかけるのが、時間と忍耐が必要だけれども、今の韓国のカルバリーチャペルの働きがキリストの体に貢献できやすい対象ではないか、と話してくださいました。

日本は福音化されていない反面、むしろそうした教会文化がないために存在する自由がありそうです。

いずれにしても、韓国の兄弟姉妹とたくさん交わりができて、とても楽しいです!

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