面白いYoutube Videoを見つけました。
このお二人さんは姉妹のようで、左後ろにいる人は主にアラブ語の先生のようです。アラブ語とヘブル語がどれだけ似ているかを面白く説明してくれています。どちらもセム系の言語ですから、とても似ています。(セムと言ったら、ノアの息子の一人ですね。アラブ人は、イシュマエルを父祖としていますから、イサクを父祖とするユダヤ人の言葉と似ているのは当然のことです。)
この若い先生のサイトをちょっとサーフィングしてみましたが、アラブ系イスラエル人のようです。民族的にはアラブ人ですがイスラエルの国籍を持っているため、学校でもアラブ語と同じぐらいの比重でヘブライ語を習ったのでしょうし、イスラエルにいるので使う機会が非常に多いのでしょう。
そして興味深いのは、イスラム教徒女性のしている頭の覆いはしていません。アラブ系イスラエル人の多くはキリスト教の文化圏の中にいる人たちが多いです(あと女性も高学歴だとも聞いています)。だから最近のこの先生のYoutubeビデオでは、イースターの卵の作り方の説明が載っています。
パレスチナ自治区の首都であるラマラのビデオもあったりして、去年のイスラエル旅行の時に少しだけ訪ねたラマラを思い出しました。
文化と民族、国が交差する中で生きている人々の姿を見るのは興味深いです。彼らは彼らなりの問題、特にアイデンティティーの問題はあるでしょうが、同時に、いろいろな文化、習慣、言語、国を綱渡りできる利点を持っているような気がします。