イランの核兵器製造疑惑に関して、イスラエルのイラン先制攻撃が日増しに現実味を帯びています。米国防長官が「今年春に攻撃をするであろう、なぜなら核施設をイランが地下に埋めるなら、もはや攻撃不可能になるから、というイスラエルの見解があるからだ。」という旨のことを話しました。そしてイランは、最高指導者も大統領もイスラエルと同盟国を残滅する説教や演説をこれまでになく激しく行っています。
こうしたニュースは決して真新しいものではなく、イランの核兵器開発は1990年代からイスラエル指導層でも懸念材料になってきたものであり、長く続いてきたものです。現在進行中のイスラエルとイランにおける攻防戦は実際は水面下で行なわれており、断片的な情報しか浮上してきませんが、この時期に、私たちはかなり多くのことが公開されている歴史から多くを学ぶことができます。イスラエルは過去に二度、原子炉爆破を行なっています。
一つはイラクの原子炉を空軍機によって爆破させた「バビロン作戦」であり、もう一つはシリアの原子力施設爆破であります。前者は、世界からの非難を大いに浴びたと同時に、イスラエルとアメリカの軍事同盟をかえって生み出し、自衛のための大量破壊兵器に対する先制攻撃するという、イラク戦争において話題となった考えがこの時から始まりました。イスラエルは、ホロコーストという前代未聞の虐殺を経験している分、その安全保障に対する執念は世界の第一人者となっています。
概略としてはウィキペディアが良いでしょう。「イラク原子炉爆撃事件」
そして、かつてNHKが特集を組んでいます。かなり良質で、しっかりとした作りになっています。
NHKハイビジョン特集「オシラク・オプション~イスラエル イラク原子炉攻撃の全貌~」
そして、図書館の返却期限が来てしまって途中までしか読んでいない本がありますが、おそらく下がバビロン作戦を包括的に、かつ最も詳細に描いているものだろうと思われます。
イラク原子炉攻撃!ロジャー・クレイア著
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聖書信仰者は、ここから何を知らなければいけないでしょうか?もちろん、「目を覚ましなさい、用心しなさい。」というイエス様の弟子たちに対する言葉です。ユダヤ人は諸国における虐げを受けた後で、神に立ち返り、そしてメシヤが来られるという新旧どちらにも記されている神の約束が近づいていることを証明しています。イスラエルが建国し、そして周辺アラブ諸国が攻撃をし、それでもその国は守られています。しかし、それら中東戦争の中でじわじわとロシアがイスラエルに接近しています。そして今までは何でもない国であったペルシヤが一気に、イスラム革命によって台頭しているという状態です。
アラブの春の中でこれまでの独裁制が崩れていますが、それは自由民主主義を信じている改革派ではなく、むしろイスラム原理主義派が台頭する結果となりました。(アラブではありませんが、イランのイスラム革命がその先駆的存在です。)それら当該国はほとんど全て、聖書の中で神が詳細にこれからの行く末を宣言されている対象です。
そして、昨日、バラムについての学びを礼拝の中で行いましたが、そこで得た最も大きな教訓は、「聖書知識が正確でも、それに応答する主への献身がなければ、人々につまずきを与える偽教師に成り果てる。」ということです。「表向きは敬虔でも、その実を否定する」という、パウロがテモテ第二の手紙で警告したとおりのことが起こります。聖書預言も知識だけなら、私たちは無益どころか有害にさえなりえます。愛をもって応答していくよう、神から召されています。よろしければ、下の聖書講解もお聞きください。
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