身近に中国人の知人・友人はいませんか？次の予定で、在日中国人のための伝道集会が開かれます。
5月11日（土） 14:00-16:00, 17:00-20:00
5月12日（日） 17:00-20:00
主催：東京華人基督徒中心
私たちは日暮里駅前の建物の中で礼拝を守っていますが、それは中国人教会の牧師さんの誘いで始まったものでした。午前を私たちが、そして午後をこの、東京日暮里国際教会が使っています。
神は不思議なことを行なわれる方です。牧師本人は韓国の人ですが、中国の大学に留学し、その後韓国で訓練を受けた後に、OMFの助けで在日の中国人への宣教を始めました。この方がたまたま、中国人クリスチャンの間では世界的に著名になった牧師、遠志明さんを去年の春に教会へ招きました。伝道旅行で世界を巡っている時に、（本人は米国籍を取得していますが）モスクワに入ろうとしたら、ビザが必要だったのを忘れ、それで急遽、日本にいらっしゃいました。
そしてこの小さな教会の部屋に百名ぐらいの人が集まり、20-30人がイエス様を受け入れる招きに応答して、その直後の修養会でもバプテスマを受ける人が数多く起こされました！
そこで、その牧師さんと在京の中国人教会の働き人が協力して、祈りを積んで、そして遠志明牧師ご自身も日本にいる中国人に重荷を感じて、本格的な伝道会を開くことになりました。
ついこの前の週末、原宿で中国人教会の牧師たちの祈り会・集会に参加する恵みにあずかりました。遠牧師ご本人も香港での集会の帰り道に立ち寄ってくださり、じっくりと伝道会のための打ち合わせをされました。
おそらく、日本で行なわれる中国人向けの伝道会としては最大規模になると思われます。と言っても、在日中国人の数のことを考えるとかなり小規模です。中国人は今や在日外国人の中で最大人数になっています。50万から60万人と言われています。けれどもクリスチャンの数はなんと、二･三千人しかいません。もしかしたら、1パーセント以下と言われる日本人のクリスチャン人口の割合よりも少ないかもしれません。
中国人教会の人たちの集まる祈り会にも何度か参加させていただきましたが、彼らの最も大きな試練は過酷な生活環境です。日本人よりも倍、働かないと生活が成り立ちません。日本人も日曜日に教会に来るのに犠牲を払っていますが、中国人はなおさらのことです。
中国は、世界の教会史上での未曾有の霊的覚醒が現代に起こっているという、とてつもない国です。日本また世界が、その政権の拡張主義的な政策を警戒していますが、考えてみてください、あのローマ帝国において、キリストを信じる者が爆発的に増えたのです。
その働きを映像で見ることができますが、次のビデオです。
この製作が「神州伝播協会」という米国を本拠地とする中国人伝道団体で、具体的には今回のスピーカーである遠牧師が関わっています。
遠志明牧師は、特異な経緯を持っておられます。天安門事件の民主化活動の中枢を担った人でした。米国に亡命して、イエス・キリストに出会いました。中国人教会の事情を知っておられる方はよく知られていることですが、中国語によるキリスト教の働きの多くは台湾が担っています。香港の教会も多くの働きをしていますが、そこは広東語が使われている一方で、台湾は標準語です。
けれども、ちょうど在外日系人と本国の日本人が大きく違うように、台湾人と中国本土の人との間は言葉は通じますが、社会制度が違うために、文化や物の考え方に大きな違いがあります。遠牧師は本土そして北京出身で、共産党幹部の息子だった人です。留学や就職で来日している中国人の多くが本土からの人たちなので、抵抗度がかなり下がるそうです。
数が少ないと言われる在日中国人クリスチャンも、やはりここ数年で、かなり増加しているそうです。私が参加した祈り会の中にも、首都圏には数多くの中国人教会があることを知りましたが、十年ぐらい前は教会やクリスチャンについて聞くこともなかった、ということです。私たちの身近なところで、このようなスケールの大きな神の働きが行なわれています。
お知り合いの中国の方、周りにたくさんいらっしゃると思います。ぜひこの伝道会にお誘いください。
出演する人の中に、北京出身の女優、呂麗萍（リュウ・リーピン）さんと夫でご自身も俳優の孫海英さんがいらっしゃいます。この方の名前を中国人の友だちに話したら、絶対にすぐ分かる人です。そして、先の「十字架－イエスは中国におられる－」に出てくる、一人の農村の少女が教会で歌われる賛美を次々と作っていったという「カナンの賛歌」の本人、小敏さんもいらっしゃいます。
そして在日中国人二世はすでに中国語を失いつつあり、日本語で話しているそうです。そのため、今回の伝道会は通訳が付きます。私のためにこの前の祈り会で隣で通訳をしてくださった方が行なわれるそうですが、日本人の方で抜群の通訳でした！なので、中国の人を連れて行っても自分自身がメッセージの内容が分からないので・・・という心配は要りません。
ぜひ、いらしてください！
「東京中国人伝道会（5月11,12日）」への1件のフィードバック
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