ついに来た!教会の前まで来た「在特会」

私たちの教会は日暮里駅と西日暮里駅の間にあり、この地域は在日の人々、韓国人、そして中国の方々が多く住む地域です。私が、「私の予測する日本の迫害」で話したことが、ますます身近になりました。今日、共に同じ場所を礼拝場として使っている中国人系の「東京日暮里国際教会」の姉妹が撮った写真です。

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在特会の考えでは、韓国系教会は反日勢力また北朝鮮勢力の巣窟となっているということなので、韓国系教会に見えるものにも罵声を浴びせています。私たちの教会の建物は、以前は韓国の教会が入っていて十字架も赤色の看板があり、間違えられてもおかしくありません。そして午後礼拝に使っている日本語学校もそのほとんどが中国人学生なので、標的にならなければ?と心配です。

私は今、怒りが噴出しています。それは、彼らに対する怒りではありません。いわゆる、排他的ナショナリストらに対する怒りではありません。そうではなく、こうした動きに反対する者たちを含め、是々非々の言葉の応酬の中で”当事者”がいつも置き去りにされ、酷いときは踏み荒らされているという現状に対してです。そして、キリスト教会までがその世の流れの中に巻き込まれているのに気づいていないことです。

私の今の気持ちを言い表したかのような方のインタビュー記事が下にありました。ぜひ熟読をおすすめします。

日本が誇るべきこと、省みること、そして内外に伝えるべきこと

今回の慰安婦問題、実は、歴代の日本首相が深く謝罪して、日本の立場(つまり日韓条約で賠償は解決済み)を崩さないようにしつつ、なおかつ謝罪を続けるために立てた基金があることを多くの人が知りません。この基金の働きによって、元慰安婦にどれだけの心の慰めを与えたか知れません。

元慰安婦とて生身の人間ですから、いろいろな意見がある。そして日本の全てが悪かったのではなく、恩義に感じている部分もある。しかし、韓国政府やメディア、そして彼女たちを支援しているはずのNGOの団体によって言えないような空気を作り出している。それから日本の政治家や右派論客の一部により発せられる、あまりにもお粗末な発言、そして仔細なところで躍起になって、ますます反感を抱かせる姿。こうしたものがもつれにもつれて、そうした真実な平和の働きが全く前身しなくなってしまうのです。

そして私たちは、具体的に中国と韓国の兄弟姉妹と交わっている働きを、日本人への開拓伝道に加えて行なっています。その中で見えてくる構図が、似ているのです。

何が欠けているのか?「共に居る」ということです。

この内容を前の記事「生々しい現実と福音の光」で書きました。キリストの福音を伝えつつ、ただ言葉だけでなく、生活の中で共に居るのです。そして、真の平和は「結びつく」ことです。互いに交わることです。主はそのために、肉体を取られて赤ん坊となり、そしてインマヌエル(神は共に居る)と呼ばれました。

その記事では沖縄のことも取り上げましたが、米軍基地の是非を戦わせるのではなく、普通に沖縄の兄弟姉妹と交わればよいのです。そして互いに徳を高めればよいのです。自分の周りの人だけ付き合うのではなく、全世界的に、いや宇宙的に一つとされているキリストの体を、少しでもこの地上でも具現化させればよいのです。そして米軍基地の兄弟姉妹とも交わるのです。これこそ、「自由人、奴隷、ギリシヤ人、ユダヤ人、男、女は、キリストにあって一つだ」「キリストは平和であり、隔ての壁を壊すのだ」ということを実現できます。

韓国について、中国について悪いことを書きたくないと私は前々記事で書きました。けれども、不満をここで少し漏らします。両国とも、日本がどれだけ、静かで穏やかだけれども、真摯に戦争時の負い目を返していったのかを知らない、あるいは意図的に自国民に知らせてこなかった。だから、韓国のクリスチャンに会っても、日本は一度も謝罪したことがないと思ってしまっている。マスコミ情報、また学校の教育しか知らないからです。

そして日本のクリスチャンも同じです。「なぜ日本は謝罪しないのか?」等と言っている方は、情報収集において実に怠慢です。日本は、どれだけ謝罪しているか知らないのです。それでも謝罪を要求してくる。だから、どんどん日本人は頭に来るんです。疲れてくるんです。「たぶん、これからいつまでも謝罪を要求するだろう。」と追い詰められるんです。それで、その行き先が在特会になっちゃうんです。

マスコミに頼るな、クリスチャンの諸君よ!!!

鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか。(イザヤ2:22)

皆さんには霊の目が与えられています。とてつもない神の御霊の働きが、中国で現在進行形で起こり、稀に見るリバイバルが近年まで韓国で起こっていたのです。それを見ていなければ、世の激流に飲み込まれ、悪魔の欺き、すなわち「民族が民族に、国が国に対立する」中に入ってしまいます。

今やグローバル社会になり、その動きは日本も例外ではありません。政治的状況で現地に入って宣教できなくても、相手のほうから日本にやって来る時代になっています。ちょっと数十分、電車に乗って足を運べば、母国では福音を聞く機会が少ない人々に福音を伝えることができるのです。グローバル社会は、終わりの日の世界政府の前触れであると同時に、神が全世界の民から贖われる日が近づいていることの前触れなのです!

実際に触れてください。交わってください。そして、楽しんでください。マスコミ情報は、いつの間にか頭から吹っ飛んでいるでしょう。天国にいったら、日本人だけの交わりは終わるんですよ。全世界の民との交わりが永遠に続くのですよ。こうした終末のビジョンを持っていないから、いつまでも内向き、自分たちだけ、またタコツボ状態になっているのです。

・・・かなり興奮してしまいました(汗)。とりあえず、まずは、私たちの近くにいる愛する中国人、韓国人の兄弟姉妹が守られることを祈ります。

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