東京中国人伝道会の報告

本ブログで、東京中国人伝道会の報告をさせていただいていました。

東京中国人伝道会(5月11,12日)

私たちは二週間、海外にいたため実際の伝道会には参加できませんでしたが、東京中国人伝道会の報告を帰国後にたくさん聞きました。本当にすばらしかったとのこと。私の周りの中国人の兄弟姉妹も、続々と伝道会に集っていたようです。いつも懇意にしていただいている静岡城北キリスト教会(牧者:見城和人)に通っている兄弟も来、日本のカルバリーチャペルに通っている中国系の姉妹方も行かれ、昨夜は私の友人の栃木県に住む中国系兄弟も、中国人を誘って行ったとのこと。

まずは、クリスチャン新聞の報告から

2013年05月26日号: ◎中国宣教を日本で--日本初、全国規模で華人伝道大会を開催
 中国が1949年に共産党政権の「大陸」、国民党政権の「台湾」に分かれて64年が経つ。天安門事件からは6月4日で24年目だ。大陸でも、世界中に離散した中国人からも多くのクリスチャンが生まれている。日中の外交関係に緊張が走る一方、日本各地の華人教会は協力して、初の中国人伝道大会を5月11、12日に東京で開いた。2日間3集会で、のべ2,910人が参加、うち241人が信仰決心のカードを提出した。

 のべ3,000人参加 241人が決心
 東京中国人伝道会(東京華人伝道会[tokyo-jcc.com]主催)は東京新宿区の単立・東京中央教会で開かれた。講師で世界的な華人伝道者の遠志明牧師(神州伝播協会総監督)は昨年に続き日本で伝道集会の講師を務めたが、「日本は宣教が困難な地だが、日本の中国人はキリスト教に心を開いている。最近の米国の中国人ではこうはならない。日本でストレス、問題が多いからこそ彼らは休み、慰めが欲しいのだ」と語った。
 集会では中国語の賛美が歌われ、会場を埋め尽くす参加者が声を合わせた。諸教会合同の聖歌隊も結成。東京芸術大学で交換留学生として学ぶ声楽家の陳金?さん、香港の歌手の鍾舒漫さんが独唱した。
 北京出身の女優で中華圏を代表する映画賞の金馬賞を受賞するなど活躍する呂麗萍さんと夫で映画監督の孫海英さんが夫婦揃って壇上に上がると、大きな拍手がわき起こった。
 呂さんは93年に東京国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞したことに感謝しつつ、今回の集会について「この場に来られたことはこの世のどんな栄華よりうれしい」と語った。孫さんは息子を病気で亡くし絶望にうちひしがれたが、新しい子どもが生まれたエピソードを涙ながらに話し、神に感謝した。
 河南省の農村出身で、中国各地で歌われる歌集「カナンの賛美」を作った小敏さんは自身が作詞作曲した賛美を歌いながら、その賛美にまつわるエピソードを語った。
 遠牧師は北京出身で、大学ではマルクス・レーニンの哲学を学び、30年間無神論で生きていた。89年の天安門事件後にパリで難民となり、福音を聞き、そのときは信じなかったが聖書を読み続けた。プリンストン大学に留学した際、教会に通い、信徒の姿を通して神の愛を知った。
 3回の説教では夫婦関係や人間関係、生きる意味など人生で直面する具体的な話しから、魂が幸せであることの大切さ、人間の視点と神の視点の違い、福音の与える喜びなどを伝えた。クリスチャンには「日本の中国人の心が開かれている。ぜひイエスの話をしてください。話をしたら、きっと信じます」と勧めた。

 福音が日中関係の平和に
 政府の登録外国人統計によると、在留外国人の総数は約207万人、うち中国および台湾出身者は約67万人、さらに日本国籍を取得している人は100万人前後いる。「日本における外国人でもっとも大きな民族でありながら、その中のキリスト教信者はたったの2千人強で、すなわち0・3パーセント(教会礼拝統計による数値) 。日本で華人向けの伝道会や集会がまれなので、いまだに多くの人々は福音を聞く機会すらありません」と日本東京伝道会準備委員会代表の朴樹民牧師(東京日暮里国際教会 tokyo-nic.com)は大会開催の動機を話す。 
 昨年5月に遠牧師がビザの都合で急きょ来日し、東京日暮里国際教会主催のキャンプ大会、2つの臨時の小型伝道会で講師を務めた。このとき参加者は計280人を超えて決心者は約30人となった。集会の中で在京の中国人教会のクリスチャンらが協力して自発的に月1回の連合祈祷会を開き、昨年の11月には「東京華人伝道会準備会」を成立し、今回の集会の開催が決まった。大会パンフレットには全国41の教会の名が記され、奉仕者は150人。香港など海外の宣教チームも協力した。
 協力のために心懸けていたことがあったと朴牧師は言う。「教会の名前ではなく、一人ひとりが神の前で、日本にいる中国人のために召されたかどうか、働きのために時間をささげられるかを大切にした。準備のための献金も教会の名よりは個人での献金が大部分を占めた。上からではなく下からの草の根の協力を大事にしました」。連合祈祷会では交わりを重視した。「食事を一緒に持ってから祈ります。友だちになることが大事。みなが互いに愛し合った。会議は日曜礼拝が終わって疲れた夜に開かれたが、楽しくて、終わる頃には、むしろ行く前よりも力を得ました」
 さらに「奉仕者が神様の導きと愛を感じたことも大きなこと。大会は午後8時で終わったが、奉仕の青年たちは11時過ぎても帰りたくないと思うほどでした」と振り返る。
 今後は決心者のフォローとともに、大会を1年に1回、日本中から、中国人を誘える機会となるよう期待する。連合祈祷会も続く。
 「神からの愛、メッセージが日本でよりはっきり見えるように、日本の教会の祝福となるよう願います。周りに伝道したい中国人がいたら集会に誘ってほしい。中国に行かなくても、みなさんのいる場で中国宣教になる。もし中国人が日本で信仰を得たら、日本人の友人となるでしょう。個人的なものかもしれませんが福音を通して日中関係が平和になるのです」
(ニュースの引用は以上)

そして、CGNTVの日本語ニュースをご視聴ください。

  「中国人伝道集会で多くの救霊の実」

上の二つの報道に出てくる「朴樹民牧師」が、私たちの教会と共に同じ礼拝場所を使ってきた中国人教会の牧師さんです。これだけ大きな集会となり、これだけ多くの救われた魂が興されましたが、私は知っています。日曜礼拝に集っている兄弟姉妹の数は、30名程度のごく小さな教会であることを。しかも、朴牧師本人は韓国人です。

これが「恵みの御霊の働き」というものです(ゼカリヤ4:6‐7)。人がどれだけいるのか、教会の財力や動員力がどれだけあるのかが問題ではなく、神ご自身が中国人を救いたいという強い情熱が全てであり、その御心に自分たちの心を少しでも開けた人々の間で、このような霊的覚醒が起こっているのです。そして、その心の開け方は、諸教会を動員させるような人為的なものではなく「祈りと愛の交わり」を中心にし、「個々人の捧げる思い」を重視したものです。

私たち日本人も、自分が、この神の霊の働きにどのように心を広げればよいか、祈り求めてはいかがでしょうか?

「東京中国人伝道会の報告」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です