「ライオン」という名の大型犬

笑って、でも痛い記事を紹介します。水谷潔さんの「命と性の日記~日々是命、日々是性」から。

「ライオンという名の大型犬」に学ぶ「形状的類似性」の罠

African Lion?この写真、中国語で「アフリカ・ライオン」と書いてありますが、見ての通り大型犬です。先月の事件になってしまいますが、これは中国の動物園で起こったこと。「ライオン」と称して大型犬を展示していたけれども、“ライオン”が「ワンワン」と吠えだしたので、観客に真相が分かりました。本物を見たことがないという未経験によって、似て非なるものを見て本物だと思ってしまう、というところから、教会でも起こっている現象ではないか?という問いかけです。

  • 「礼拝付き伝道団体」と「キリスト教会」
  • 「音楽付き聖書講演会」と「礼拝」
  • 「聖句を発射台とした証し」と「説教」
  • 「礼拝音楽の歌唱」と「賛美」
  • 「未信者を教会に連れて来てクリスチャンにすること」と「伝道」
  • 「信徒の要求に応答してのお世話」と「牧会」
  • 「神に対しての自己願望要求」と「祈り」
  • 「代償的死を遂げたキリストの記念会」と「聖餐式」
  • 「礼拝出席・聖書・お祈り・奉仕・献金の5点セット実行」と「信仰生活」

う~ん、よく間違われていますね。

そして昨日、これと同じ趣旨の記事を書いておられます。

現代キリスト教会に見る?七つの「似て非なるもの」

  1. 「愛」→義なき「愛」=「甘やかし」
  2. 「赦し」→悔改めなき「赦し」=「罪の力と支配の放任・支援」
  3. 「キリスト教」→キリストを王としない「キリスト教」=「自己実現教・キリスト派」
  4. 「祈り」→神の御心などお構いなしの「祈り」=「神に対しての自己欲望達成の応援要請」
  5. 「交わり」→愛をもって真実を語りえない「交わり」=相互にとって快適で好都合な「馴れ合い」
  6. 「恵み」→現世という期間限定、希望通りという地域限定の「恵み」=「ご利益」
  7. 「信仰生活」→教会外で御言葉に生きないことに決めている「信仰生活」=「二重生活」

ポイントは、「本物を知らない、教えられていない、体験していない。それ故に当人が本物を実行しているつもりでいたりします。」ということ。だから、「矢印の左側と右側の違いを教えるのが、教会教育であり、正しい福音提示」ということだと思います。右側に陥っていること自体が問題ではありません、初めは誰だってそうなってしまいます。問題は、「右側にいる自覚がない」ことでしょう。

今、この記事を読んで「痛い!」と思われたら、大丈夫です。ちゃんとツボに針は刺さっていますから、これから左に動けます。

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