次の本は、英語になってしまいます。
The Footsteps of the Messiah: A Study of the Sequence of Prophetic Events (Author: Arnold G. Fruchtenbaum, Publisher: Ariel Ministries)(「メシヤの足跡」アーノルド・フルクテンバウム著 アリエル・ミニストリーズ出版)
著者は今や、ハーベストタイムの中川健一師が日本に招いておられるため有名になった、メシアニック・ジューの聖書学者です。けれども私がこの本を読んだのは、95年から97年にスクール・オブ・ミニストリーに通っている時で、それが神学の授業の教科書の一つだったからでした。
私に訪れた大きな霊的な転機は、帰納的聖書研究の方法を学び、主が聖書を通して自分自身に語ってくださる喜びに預かることができるようになった事でした。信者が独りで祈り聖書を読んでいるときも、また、牧者が説教の準備をしている時も、自分で新しく特別な“示し”を受ける必要はなく、ただ聖書が何と語っているのかを自分の目でじっくり見つめることによって、聖霊が心に語ってくださいます。
そしてこの本は、黙示録をこの帰納的な方法で至極体系的に注解・解説しているため、のめり込みました。特に黙示録の背景になっている旧約聖書の預言の解説が詳細であり、聖書全体が一つにつながった喜びにあずかりました。
この本が、それ以降の私の聖書預言理解の枠組みを与えてくれたと言っても過言ではありません。(例:「オリーブ山での講話」)
また、彼の他の著書で大きな助けになった本で、”Israelology: The Missing Link in Systematic Theology“ (「イスラエル学:組織神学における失われた環」)があります。この本も凄いです。