ネパール大地震救援

25日にネパールを震源地として起こった大地震によって、今現在、死者は四千人を超えたと言われています。東日本大震災において、日本は地震での死者はほとんどいなかったものの、未曽有の津波で二万人以上を亡くしましたが、ネパールはその建築構造が煉瓦を積み上げたものがほとんどであり、その被害が日本の津波のように甚大になっています。そして、ニュースによるとネパール軍による救援活動が中心ですが、全く間に合っていない状況です。周辺国、中国、インド、パキスタンなどの救援隊は現地入りしていますが、日本を含むその他の国々は空港での混乱、政府が被害状況を把握できていないなどの混乱のため、現場に向かえていないという状況です。(後記:日本時間4月28日午後5時時点で、ネパール大地震で救出活動なお難航、首相「死者1万人の可能性」 とのこと。)

そこで、私たちキリスト者は主にあって、この状況にどのように応答すればよいでしょうか?私はすぐに思い浮かんだのは、実は身近にネパールで宣教活動をしている知人の牧師たちのことです。カルバリーチャペルの人ですが、宣教会議やその他の宣教地を通して個人的に知り合い、話し合い、祈り合った仲です。カルバリーチャペル・バイブルカレッジが最近始まった、動きです。

Calvary Chapel Bible College Nepal
https://youtu.be/MgwvgPyhWqE

ネパールはヒマラヤ山脈の登山で有名だと思いますが、基本的にヒンズー教の君主制の国でしたが、2006年に民主化が始まりましたが、まだ政治的には不安定です。クリスチャンに対する迫害のある国として知られていましたが、周囲の中国やインド、カンボジアなどと並んで、最もクリスチャンが増えている国の一つとして挙げられています。そして経済的には非常に貧しい国です。地震の被害の中にあるネパールのキリスト教会を報道している記事があります。

Nepal Earthquake Collapses Churches during Weekly Worship Services

Photograph by Omar Havana, Getty
Photograph by Omar Havana, Getty

ネパールは土曜日が休日なので、多くの教会は土曜日に礼拝を守るそうです。午前10時半から正午までが礼拝時間なのですが、その終わり11時56分に地震が起こりました。そして地震による死者をすでに多くが火葬されていますが、ネパールのクリスチャンはそれがヒンズー教式のものなので、土葬にしたいと強く願っているという、背景も書かれていました。

【追記】カルバリーチャペルの救援チームからのビデオが届きました。

そこで私たちはどのように応答すればよいでしょうか?一つは、「状況を注視して祈り続ける」ことです。そして第二に支援ができます。ご自身がネパールに行って支援をするように導かれる人もおられるでしょうが、そのような方はすでにネパールにある教会や、ネパール宣教につながりのある方でしょう。多くの人はそうではないと思います。そこで、いくつかここでご紹介できる支援先があります。

紹介にあたっての原則があります。第一に、クリスチャンの組織・機関であること。もちろん国連や赤十字なども物質的救援としては効果的でありますが、そこにいる苦しんでおられる人々に寄り添う人がキリスト者であることで、主ご自身の宣教になり、神の御心を行なえるからです。ですから福音的な組織であることが大事です。第二に、すでにネパールでの宣教の働きをしていた人々に支援することです。すでに働きをしているので、その支援金が渡らなければいけない人々にそのまま届きます。この二つは非常に重要です。そこで列挙していきます。

サマリタンズ・パース支援先1支援先2
フランクリン・グラハム氏が総責任を務める世界的人道支援団体で、最も信頼のおけるところです。実質的支援が確実に行われ、かつ福音伝道にもつなげる地道な宣教活動を行っています。このことは、東日本大震災後の支援でも証明されました。(支援先1はクレジットカードで、2はゆうちょ銀行で支払えます。)

ワールドビジョン
キリスト教の宣教師が始めた子供への支援を行っている団体です。リンク先は日本支部の支援先窓口なので支払方法がいくつもあり、送金しやすいと思います。

Promise Child支援先ページ
Saving Grace World Missions支援先ページ
私の知り合いのカルバリーチャペルの牧師が始めた、上で紹介した宣教団体です。規模的には小さいですが、実際の聖書学校の学生たちやつながりのある教会に直接、援助が行くと思います。

Gospel For Asia支援ページ
インド人のK.P.ヨハナンという人が始めた、アジア宣教の団体です。彼はカルバリーチャペルと密接な協力関係にあります。インドやその周辺の国々に、現地人の教会開拓者を養成している現地ベースの働きをしているので、最も信頼のおける団体の一つです。

その他、ネパール人による宣教団体Global Mission Nepalをネットで見つけました。Misson Networkにも、現地につながっている諸宣教団体の支援先のリストがあります。

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