一国、実に我が国についてもなかなか分からない政局。イスラエル国内の政局は、なおさらのこと。まずは、基本知識から。
そして、次の在イスラエルの日本人「ヘシュボニット」さんのブログは、とても役に立ちます。こちらが非常に参考になります。
政治的、経済的に右か左かという色分けは、日本でも行なわれているので分かるかと思いますが、その他に「世俗か、宗教か」という要素が非常に大きいものとなっています。右であっても世俗の人たちは沢山います、ネタニヤフさんはそれです。そして宗教的だからといって右とは限りません。例えば、あの黒づくめの超正統派の人々は、自分たちの宗教的権利や生活保障以外は政治に無関心であり、シオニズムに対しては敵対的ですらあります。その他、同じユダヤ人でも、欧米系か、中東系かによって、大きく社会構造が異なります。それからアラブ系は、保守的な伝統的価値観を持っていますので、パレスチナに融和な左の人たちではなく、右の政党を支持することもあります。
イスラエルの宗教構成について、詳しく説明しているページがあります。これはとても役に立ちます、ぜひじっくり読んでみてください。
そしていつもご紹介している、「オリーブの便り」ですが、最近の、右派連立政権について報道しています。
読んでみたら、「よく、分からない!」となると思います。やたら、「右派」「リバーマン」が出てきますね。そこで、ヘシュボニットさんが二つの記事を書いていて、とてもよく分かりました!
ヤアロン国防大臣が辞職したニュースは、私も驚きましたが、上手に説明しています。そして、さらにイスラエルの社会と政治構造を説明してくれています。
リーベルマンの発言は過激極右だという非難はよくあるのですが、オリーブの便りにもあるように、「よく考えればうなずける」というものが多いそうです。それでその一例を分かり易く説明してくれたのが上の記事です。それにしても、ニューズウィーク誌、前から私もイスラエル・パレスチナ情勢については、ほんと酷い、偏向していると思っていましたが、こんな捏造を行なっていたとは。
「王国の半分まで」という表現、私たちにもなじみ深いですね。ペルシヤの王アハシュエロスが言っただけでなく、福音書には、ヘロデ・アグリッパ王がサロメに、褒美として言った表現でした(マルコ6:23)。
おすすめの本:「イスラエル人とは何か」