ヒルソング・アルバム「塵と恵み」①

私たちが聖地旅行でガリラヤ湖の湖上遊覧で雇った、ユダヤ人信者でもあるダニエル・カルメルさんがフェイスブックで、なんとヒルソングの歌の収録を三月に行なっていたことを明かしました。歌っているのはOceans(大海)で副題が、Where Feet May Fail(足で立てなくなってしまう所)であります。この歌は、マタイ14章22-33節からの、ペテロが水の上を歩く話からのものです。(参照ブログ:「水の上を歩く…¨来なさい。¨/Oceans (Where Feet May Fail)」

私はヒルソングの歌は、あまり気にしていませんでしたが、巷、界隈ではいろんな人が話しているグループであることは知っていました。昨年末のセレブレーション・オブ・ラブに登場、確かに、礼拝賛美を導く賜物があるなと思いました。ただ、私自身が古い世代になってしまったのでしょう、「昔は、もっと単純な曲調で、もっと歌いやすかったのに・・」という不満があります。CCMの先がけであるカルバリーチャペル発の「マラナサ・ミュージック」も、もはや古いジャンルになってしまった、と思って久しくなります。

しかし、ヒルソングの歌詞はとても霊的に深いものが多いことに気づきます。今回は、なんと聖地の各所で、その歌詞の元になっている場所になるべく近づいたところで収録という、とんでもない、すばらしいアルバムです。

Of Dirt and Grace: Live from the Land (Wikipedia)

united-odag-cover-300x300アルバム名を訳すと「塵と恵みの:かの地からライブ」であります。これがすごい名前だと思いました。「塵」というのは、イスラエルの地の塵という臭みを意味しているでしょうし、それ以上に、「塵にしかすぎない私たち」「塵から造られた人間」という意味があるでしょう。そして「恵み」なのです。塵の中でひれ伏さなければいけないような、卑しめられているような中に、むしろそこから神の恵みが始まる、という、あまりにも深いアルバム名であると理解しました。

主はいつくしみ深い。主を待ち望む者、主を求めるたましいに。・・口をちりにつけよ。もしや希望があるかもしれない。(哀歌3:25,29)

いくつかの箇所で収録していますが、まずは、上のOceansから紹介します。まさにペテロが歩いたガリラヤ湖、その朝日が出る直前に収録しています!

これは、とても有名なので、多くの人が既に訳し、歌っています。(堀井ローレンさん、Dentaさんとかいろいろ。)けれども、歌うつもりでなく、直訳でご紹介します。

You call me out upon the waters
The great unknown where feet may fail
And there I find You in the mystery
In oceans deep
My faith will stand

あなたは、水の上に来るように呼ばれます。
そこは測り知れない所で、足は沈むかもしれません。
深い海に、私の信仰が立ちます。

And I will call upon Your name
And keep my eyes above the waves
When oceans rise
My soul will rest in Your embrace
For I am Yours and You are mine

そして私はあなたの名を呼び求め
視線を波の上に固定します。
海が荒れると
私の魂は、あなたに抱かれ安らぎます。
私はあなたのもの、あなたは私のものだから。

Your grace abounds in deepest waters
Your sovereign hand
Will be my guide
Where feet may fail and fear surrounds me
You’ve never failed and You won’t start now

あなたの恵みは深み極まる水で豊かにされ
あなたの主権の手が
私の導き手となります。
足が沈み 恐れが取り囲むとき
あなたは決して見捨てない、今、出直しはされません。

So I will call upon Your name
And keep my eyes above the waves
When oceans rise
My soul will rest in Your embrace
For I am Yours and You are mine

だから私はあなたの御名を呼び求め
視線を波の上に固定します。
海が荒れると
私の魂は、あなたに抱かれ安らぎます。
私はあなたのもの、あなたは私のものだから。

Spirit lead me where my trust is without borders
Let me walk upon the waters
Wherever You would call me
Take me deeper than my feet could ever wander
And my faith will be made stronger
In the presence of my Savior

御霊が私を、信頼が境無きところに導き、
水の上を歩くようにされます。
あなたが呼ばれる所ならどこでも、
私を足が歩き回ることのできる以上の深みへと連れていかれます。
そして私の信仰は、さらに強くされ、
私の救い主のご臨在の中で、強くされるのです。

I will call upon Your name
Keep my eyes above the waves
My soul will rest in Your embrace
I am Yours and You are mine

だから私はあなたの御名を呼び求め
視線を波の上に固定します。
海が荒れると
私の魂は、あなたの抱擁で安らぎます。
私はあなたのもの、あなたは私のものだから。

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