「池上彰に物申す」
トランプ次期大統領の義理の息子ジャレド・クシュナー氏がユダヤ人ということで、「解説」なるものを週刊文春で池上さんが書かれたそうですが、まるで出鱈目のことを書いているので、それを正す内容です。
そうなんです、池上さん、キリスト教を含む三大宗教のことたくさん書いているし、中東やイスラエルについても書いているのですが、基本が全然なっておらず、びっくりすることがあります。かつて、三つの記事を書いたので、関心のある方は読んでください。
「ここが変だよ!池上彰さん (その1)」
「ここが変だよ!池上彰さん (その2)」
「ここが変だよ!池上彰さん (その3)」
昨日も池上彰が選んだ今年最も印象に残った6枚の写真とかいうのをやっていて、その中の一枚に、リオ・オリンピック柔道でイスラエルの選手が握手を求めたのに対し、エジプト選手が拒否した写真を挙げて、それについて解説していましたが、イスラエル建国にまつわる歴史を偏見と歪曲に満ちた取り上げ方をして、一方的にイスラエルが悪いみたいな印象を与えるものでした。無知とは思えませんから、確信犯なのだろうと思います。影響力のある人だけに、罪が大きいです。少し前にやっていた格差の問題を取り上げた番組でも、アメリカと日本を比べるグラフの縦軸の目盛りが違うものを(そのことには何も触れずに)出してきたりと、意図的に真実をゆがめてミスリードしようとする姿勢が、最近顕著になっているように思います。真実を追求し公表すべきジャーナリストとして失格、もはや単なるニュースをネタにして視聴率を稼ぐだけのパーフォーマーになり下がった感があります。どこかで管理人さんも言っていましたが、わかりやすさは(大切ですが)落とし穴もあるので注意が必要だと思います。