参院選で考えたこと

私たちは、海外と日本の間を行き来していて、その度に住民票を抜き入れしています。住民票を入れてから三ヶ月以上経たないと投票できないそうで、今回も参院選に投票はできませんでした。でも関心はありました。ちょうど一年前に以下のエッセイを書きました。

「牙を剥く『民意』」

今の政治(そして福音宣教に)必要なのは?

民主党が人気を取るために政策を決めていく党だということを書いたわけですが、私の知り合いの人が怒っていたとある人から聞きました。今はどう思ってらっしゃるのでしょうか?同じく、オバマ大統領も同類項であることを書きましたが、今、彼の支持率も激減しています。僕は日米ともども、二つの民主党がそれぞれの国のあり方を自壊させているようでなりませんでしたが、ようやく「口の巧さ」による政治の限界を我々、衆愚(?)の民も気づいたようです。

・・・で、「では、あなたはどの政党を支持しているのよ?」と聞かれると、実は困ってしまいます。

まず自民党ですが、今回、謙虚になれたと思います。前に民主党と同じく「民意」を気にしすぎ、自らの政策信念を捨ててしまったことが敗因ではないかということを書きましたが、今回のマニフェストはその信念を以前より明確に出しています。(米国の共和党にも同じ敗因だと思いますので、今度の選挙の時には頑張ってもらいたいです。)ただ、イデオロギー的に合わない部分があるので(個々の政策は同意できるものはあるのですが)、たぶん投票しなかったと思います。

たぶん、「第三極」と呼ばれる小政党のどれかに投票したと思います。政策で戦っており、かつ具体的な政策で戦っている党に入れたことでしょう。あと私は、元々「大きな政府」を嫌う傾向があり、「努力するものが報われる」自由社会や自由経済を好みます。かつ世界も自由社会であるからこそ人類が平和になると信じていているので、その価値観を有している米国との緊密な関係を強く望みます。だから経済的にも政治的にもイデオロギーはやや右です。となるとだいたい絞られるのですが、ここではあえて具体政党名は書きません。

次の記事で、今、自分が思っている「日本」を書きたいと思います。