二年前に、カルバリーチャペル西東京と、ロゴス・クリスチャン・フェローシップが合同で、葬儀セミナーを開きましたが、先週末、再び(株)ナザレの西田社長をお招きして、セミナーを開きました。
前回は、「キリスト者が葬儀の場において、どうふるまうべきか」ということに焦点が置かれたが、今回は、「キリスト者でない方が、キリスト教の葬儀とは何かを知っていただく」という目的で行ないました。未信者の方々を強く意識して、それぞれの話者が語らせていただきましたので、ぜひご自分の家族、親族の方にお見せになるとよいと思います。
①キリスト教葬儀の実際(㈱ナザレ西田社長)
長年キリスト教式葬儀を行なっています株式会社ナザレの西田社長にお越しいただき、キリスト教葬儀の実際についてお話を伺います。キリスト教での葬儀が初めてという方にもわかりやすく、キリスト教葬儀の特徴やその準備、手順、さらに費用などについても伺う時を持ちます。
②「牧師の目から見た葬儀の実際」(CC西東京牧師 山東克己)
大切な方を突然亡くし、大きな悲しみの中にあって、すぐ葬儀を執り行うことはとても大きなストレスとなります。葬儀の準備からそのやり方、費用、その後のことなどで兄弟や親戚の間のやりとりはもちろん、お墓の問題まで亡くなられた方とのお別れを悲しむ暇もない、そんな声も聞こえて来ます。今回、キリスト教式での葬儀を紹介することで、日本の葬式仏教が実は単なる仏教ではなく日本の家長制度と寺が家族を支えて来た一つのシステムであることが見えてきます。そしてさらに近年の家族制度の崩壊でそのシステムが機能しなくなり多くの弊害を招いています。そんな中で私たちはキリスト教の葬儀を考え準備をすることで、生きている今、大きな平安を持つことができるのです。
質疑応答
③「キリスト者にとってのお墓」(LCF牧師 明石清正)
キリスト教の信者の見る『葬儀と墓』の説明を致します。キリスト者も、そうでない方も、葬儀は別れの場であり、墓は故人を偲ぶところであることは変わりません。しかし、キリスト者にとっての死は「永遠の別れ」ではなく、「一時の別れ」でありキリスト者は天で再会できるという希望を持っています。そして墓は、故人の霊に語りかけるところではなく、故人を思いつつも、神に語りかけるところです。「墓」が終着地点ではなく、その先「墓からの甦り」を信じています。