イスラエルについての見方が、SNSが普及してきてからでしょうか、本当に変わり、とてもほっとしています。一時、ここにあるような本が流行りました。それは、宇野正美氏の影響が大きく、ビジネス界でも当たり前に信じられ、キリスト教の中でもしぶとく続いています。私が「これは間違い」ということを話すと、何倍かのヒステリックな反発がありました。
というのも、ネットで探せば、陰謀論系の反ユダヤのものか、左翼系の親パレスチナのものの二つしか存在しなかったからです。「今のイスラエル人は聖書のイスラエル人ではない」であるとか、「ロスチャイルドによる世界資本の支配」であるとか、あともちろん「突然ユダヤ人が来て、先住民のパレスチナ人を追い出した」とか、根拠なき議論がまかり通っていたような気がします。
けれども、元々、長年のこと研究を続けてきたのは幕屋グループであり、また、中川健一氏、シオンとの架け橋、またBFPのようなプロテスタントの福音派系の団体が、しっかりとした神学や知識を持ち込んでくれたおかげによって、バランスの取れた情報が入るようになりました。(※幕屋の方々とは、他宗教に対する姿勢が従来の福音主義とは大きく違うのですが、イスラエルとユダヤ自体に対しては、日本においては『権威』だと思います。)
今日、見つけたビデオシリーズです。本当にうれしいです、フェイスブックでもお友達にさせていただいている、ヘブライ語教室を営まれている児玉直純さんが、上念司氏のインタビューを受けています。上念司氏も、こういった方々に触れているからか、少し間違いを持ちながらも、それでも大方は真っ直ぐな見方を持っています。大変、嬉しいことです。
ネットを探せば、うようよ出てくるような言説に、痛快に、端的に答えてくださっています。題して、「反ユダヤ言説の完全論破!」ということです!
イントロ:ありのままのイスラエルとユダヤ人(なぜユダヤ人へのヘイトスピーチが日本の言説があるのか?)
「ハザール問題のウソホント」
※ハザール問題については、高原剛一郎さんによる講演も聞きごたえがあります!
「シオン議定書とヘイトスピーチ」
「みんな大好きロスチャイルド」
「パレスチナ難民の真相(建国前)」
「パレスチナ難民の真相(建国後)」
関連記事:「ユダヤ人陰謀説―日本の中の反ユダヤと親ユダヤ」「陰謀論と神の主権」「突然変異したウイルス:反ユダヤ主義を理解する」
動画見ました。
陰謀論反駁としては、底が浅いと思います。右翼にも最近の歴史修正主義者に踊らされた底の浅いネトウヨがいるように、ネット上のデマ全部信じてるような陰謀論かぶれがいますから、その辺を反駁するならこれでいいのかもしれないですが。ユダヤ人陰謀論の表層しか扱ってないなと思いました。
少し気になるのは、キャスターが人を小馬鹿にしたような感じで陰謀論を取り扱っている点で、聖書的に見ても、人をあなどる話し方や態度は感心しないなと感じました。
これはチャンネルクララらしいですが、チャンネル桜にこんな番組がありました。歴史におけるユダヤ問題
https://youtu.be/g6MzUz13o1g
参考までに。
「ネット上のデマ全部信じてるような陰謀論かぶれがいますから、その辺を反駁するならこれでいい」
はい、そういった層を意識した反駁だと思います。なので、そんな難しくしていないのが、ここでの味噌だと思います。