「これが命じられたことだから」で始める教会

海外宣教の働きから日本に帰国移住して、早8年が経ち、その後間もなくして、教会を始めたのでほぼ8年が経ちました。その中で、多くのことを主から、また人から学びつつ、今も、試行錯誤で行なっておりますが、教会においての治め方や、指導の仕方について、悩むまではいかなくとも、どうやって兄弟姉妹に伝えればよいのか、言葉がなかなか見つからない中で、それでも主が整えてくださっていると感じています。

そんな中、今朝ですが、次のブログ記事の文書は、見事に言語化できているので驚きました。ご紹介します。ぜひ全文をじっくりお読みになってみてください。

「教会は民主主義であるべきか?(2)

教会に集ってしばらく経った方々には、また奉仕の働きをするにあたって、「カルバリーチャペルの特徴」(チャック・スミス著)を読むように勧めています。こちらも教会の働きについての原則が書かれているので、お読みになることを強くお勧めします。

奉仕の働きの本質は「召し」

なぜならば、その働きの中では、労苦や、無駄に費やしてしまったのではないか?と感じてしまうような、見返りのない働きも含まれ、また、しばしば誤解されることもあります。けれども、聖書を読めば、それこそが主に召された者たちの働きであり、そのような人間の世界に、神をご紹介するようにされているのですから、見返りが見えてこないのは当然のことです。それでも、「主が命じておられるのだから」という理由だけで、続けて、忠実に行ないます。なので、「召し」が奉仕について、全てを物語るといっても過言ではありません。

主に仕える僕

ですから、次に大事なのは「仕える姿」を持つことです。召されるということは、仕えるために召されています。そう、「召使い」のそれです。現代の言葉で言うならば、レストランのウェイターであります。その英語は、「待つ」を意味するウェイト(wait)から来ており、「主人の指示があるまで待つ」という姿勢を問われています。とても地味な働きであり、また、最終責任を取る「汚れ仕事」でもあります。

けれども、教会を植える(キリスト教の業界用語では「教会開拓」)働きは、そこにこそ人々が神によって救われる現場であり、人々が聖霊によって変えられるのを目の当たりにする特権と恵みにあずかれます。そこに深い喜びがあるからこそ、その情熱で突き動かされています。

そして、主人であるイエス様から終わりの日に、戻って来られる時に、しもべ各人に対して報いが与えられるのですから、教会のために主が天から降りてこられることについても、期待がいよいよ増すのです。

模範による指導:「私は主に言われたからやるので、付いてくるかい?」

そして、「仕える」ということは、「模範によって人々を導く」ことについながります。ここの部分も、カルバリーチャペルの特徴においてかなり強調されていますが、人が支配するのではありません。それが、民が支配する民主主義であろうが、牧師が支配する独裁であろうが、どちらも「人間」が支配しているのです。そうではなく、イエス様が父なる神に仕えられ、従われているなかで、「あなたがも、付いて来なさい」と呼びかけられているのです。ここで付いて行かない人たちも大勢いるのですが、イエス様は無理やりついて来させることはしませんでした。

不満を行ったり、強いられてしているのであれば、むしろ、「しないほうがよい」と、牧者チャックは、本書で書いています。ぶつぶつ言いながら教会の敷地にある吸い殻を拾っている時に、主に語られたという逸話があります。

聖霊に導かれた教会、頭はキリスト

それが、「聖霊によって導かれる、聖霊の力によって運ばれていく教会」という、特徴の本の第一章につながります。そして、聖霊によって導かれる教会があれば、そこにある統治は、第二章の「教会を治める制度」につながります。人が恣意的に「誰が統治するか?」という議論ではなく、「キリストが権威であり、キリストがかしら」となっている教会制度です。本書では、監督制を取っていますが、本質的には、長老制であっても、会衆制であったとしても、それでも民主主義とは相いれないのです。(ましてや自分を神の位置に置くような、神権政治と言うのでしょうか、論外です。)

ですので、ご紹介した記事は、ちょうど前置きと、第一章、第二章を網羅した内容になっています。

その他、とても為になる言葉がちりばめられています。最後に、まとめのようにして書いている部分をこちらに引用します。

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イエス様が「ついてきなさい」と、自分に直接仰っているのだろうか?

ならば、何をしろ、とイエス様は私に言われているのだろうか?

それらの問いかけが、全ての出発点となる、不思議な不思議な人たちの集まり、それが「教会」であり、そこにこそイエス様がいてくださる、と私は信じます。
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