イスラエルを祝福する韓国教会

つい先日、イスラエルのリブリン大統領が、訪韓していました。その時に、記念すべきことが起こりました。ヨイド純福音教会の祈祷会に参加したようです。

 

https://youtu.be/XrHPotC3dBY

韓国の教会は改革派の神学が強く、元来、今のイスラエルやユダヤ人に対する関心は薄いと思われていました。けれども、クリスチャンの数は多く、聖地旅行に行く数が多いため、大韓航空も直航便を出しています。また、ヘブライ大学などで勉強する人や、福音の働きのために滞在している人たちも多いです。そして韓国とイスラエルの関係は、地政学的に大国に囲まれている、自由民主主義国であるということで、親和性が強く、安全保障上のつながりは強かったと聞いています。

いずれにしても、アジアのキリスト教会がイスラエルの政治指導者を迎えて、イスラエルを祝福する祈りを捧げるということは、とても喜ばしいことだと思います。

ここで、「キリスト教会が政治的に親イスラエルになるのはどうなのか?」という反対意見もあることでしょう。ここで気を付けなければならないのは、現実、政治的には必ずしも支持できないことというのは、あっても構わないということです。もちろん、正義や憐れみと言う共有している価値観によって、相手を批判することは良いですが、友好関係が築かれているという前提がなければ、意味がないことです。

イスラエルへの神の選びは、イスラエルが優れているからではなく、神の一方的な憐れみに基づきます。私たちがキリスト者となったのは、何か優れていたからでしょうか?いいえ、優れているどころか滅んで同然の姿であったのに、神がいとおしく憐れんでくださって、拾い上げてくださり、私たちをキリストにあって、美しく着飾ってくださったのです。イスラエルも同じです。今のイスラエルの瑕疵があったとしても、それが彼らの選びを反故にするものではありません、そして彼らを愛するのをやめる理由にはなりません。

そしてその選びがあるからこそ、彼らが今もなお存在し、繁栄さえしています。無神論者に対して、確固たる反証が、「イスラエル」という存在なのです。これは主が、預言者イザヤを通して、「あなたがたは、わたしの証人である」と言われている通りなのです。

そして、イスラエルの指導者をキリスト教会が迎え入れるということは、その背後にいる、数多くのイスラエル・ユダヤ人に対して、私たちがあなた方を祝福します、という大きなメッセージになるのです。ゆえに、政治ではなく、信仰的な行動だと信じます。

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