(2月8日にフェイスブックに掲載)
新型肺炎について、先に、<疫病を機に、拡大した初代教会>という題で、「ローマ時代の初代教会が、疫病を機に拡大した」ことを書きました。
疫病の患者に寄り添ったのはキリスト教会で、尊敬と信頼の的となりました。さらに今の病院制度がキリスト教の歴史の中で、医学知識が実践に移された結果であることを書きました。そして武漢にいるキリスト者のために祈り(1000万を超える巨大都市であり、そこには数多くのキリスト者がいます)、来週控えている、東アジア青年キリスト者大会のためにも祈りの応援をお願いしました。
武漢の中にいる牧師さんなど、現地の声は、「この危機と苦しみの時に、私たちキリスト者が光になることができるように」という祈りの要請でした。その一端となるニュースが入ってきました。
防護服に身を包んでいる人の写真ですが、この方は、中国の街角で路傍伝道をしています。マスクが今、枯渇していて手に入らない状況です。その人は、福音メッセージの書かれてるトラクトと共にマスクを配布しています。イエス様が愛していることを書いた紙も掲げていますね。
平素なら、公共の場でこのように伝道活動をしたら、すぐに警察のお世話になってしまいます。一般の人々からは、愛を感じて、好意を持たれているそうです。そして警察の人たちも来ました。なんと、福音の言葉を聞いて、トラクトとマスクを持って行きました。また他の警官も来ました。同じくトラクトとマスクを持ってきました。また最初の警官が来て、他の警官も欲しがっていると言います。さらに四人が来ました。「福音宣教を警戒している人々だったのに、今はキリスト者に助けを呼び、我々の神の前にひれ伏している」と言っています。
今、この防護服の「黄色」が、武漢で最も美しい色になっている、キリスト者が、危険を冒して、人々に仕えようとしている姿を見て、人々が尊敬している、とのことです。武漢の諸教会は、噂話や政治的なことから距離を置き、この状況でキリスト者がしなければいけないことを一途に行っている、とのことです。