上海ゲットーの歴史を塗り替える中国

(7月30日にフェイスブックに投稿)

上海でユダヤ人を救ったのは日本か?中国か?

日本がアジア各国に対して残虐な行為を起こったことは事実でもちろん反省すべきですが、そんな日本軍によってユダヤ人が生き延びることが出来たのも事実です。

 歴史認識はとても難しい問題ですね。国が違えば見方が変わるのは当たり前です。しかし、アジアに対して残虐なことをしたことを認め深い悔恨の思いを抱くことと、日本人や日本軍がすべて悪いのだとすることは全く別問題であり、私は後者に対して、強く警戒します。アメリカのキャンセル・カルチャーに見られるように、勧善懲悪的に罰することは、歴史を真摯に見ず、自分たちに生かしていないことの裏返しになり得るからです。

 日本は、国際連盟にて世界で初めて、「人種差別撤廃」を提案した国です。有色人種の国として初めて列強の中に仲間入りして、発言力がある時にその提案をしたのですが、いろいろな国々や、アメリカ国内の黒人たちも注目していました。時のウィルソン米大統領によって却下され、黒人たちに失望が広がり、各地で暴動が起こりました。

 そんな時代の中で日本は戦いました。あくまでも大義では、八紘一宇であり、白人の植民地主義からアジアを解放せしめる戦いでした。ユダヤ人に対して、同じ枢軸国のドイツに対して顔を立てながらも、その人種差別政策には組しなかったのです。

 しかし中国共産党は、歴史の塗り替えをしています。日本がユダヤ人難民を丁重に取り扱ったことは自分たちの手柄にし、日本がユダヤ人難民に酷い扱いをしたと嘘で塗り固めているのです。

 上海獶太(ユダヤ)難民紀念館には、杉原千畝の言葉も、ましてや日本陸軍でユダヤ人を助け保護した樋口季一郎も、日本海軍の犬塚惟重も出てこないのです。イスラエルでは三人は、自国の民を助けたとして表彰し、後の二人は東京裁判で訴追されそうになるも、世界のユダヤ人が動いて助けられたのです。

 歴史の歪曲はこういった形で進み、何十年も経つとその修正が非常に大変な作業になります。日本人が声を上げて、イスラエルの人たちに気づいてもらい、自民族の苦難の歴史が捻じ曲げられていることに怒りを発してもらいたいです。

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