イスラエル4.7% 日本0.4%
上の数字は何だかお分かりになるでしょうか?ミルトスの社長さんのブログによると、今年の第二四半期のGDP(国内総生産成長率)です。詳しくは英文ですが、こちらのイスラエルの新聞の記事をご覧ください。
アメリカ、殊に日本の経済力が急減速している中でイスラエルはその逆を進んでいます。(世間では中国がGDPを日本を越えたと騒いでいますが、そのブログにも指摘されている通り、一人当たりで考えれば実質のないものです。)
イスラエルは危険で不安定な国だ・・・というのが、私がイスラエルに旅行に行く、あるいは行ったことを聞いた人の九割以降の反応ですが、不安定だったらこのような経済成長は達成できません。
加えて、イスラエルは自国の領域に大量の埋蔵石油を発見しています。
「ロシュ・ハ=アインの近くで1.5億バレルの石油が発見」
それと矛盾するかのように、イスラエルとイランの関係はこれまでになく危険水域に入っています。イランのブシュール原発にロシアが核燃料装填を決めたニュースは、多くの人がご存知だと思います。英文記事で良質なのが、The AtlanticのPoint of No Returnです。
この「経済的繁栄」と「核戦争危機」という、一見、相反する動きは、以下のエゼキエル書38章の預言の通りです。
あなたは物を分捕り、獲物をかすめ奪い、今は人の住むようになった廃墟や、国々から集められ、その国の中心に住み、家畜と財産を持っている民に向かって、あなたの腕力をふるおうとする。(12節)
そして、オバマ米大統領の強制的な(?)仲介によって、ネタニヤフ首相とアッバス議長の直接和平交渉が始まります。これに実質的な前身があれば「平和」への道に弾みがつきます。
こう言おう。『私は城壁のない町々の国に攻め上り、安心して住んでいる平和な国に侵入しよう。彼らはみな、城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる。』(同11節)
この秋に何かが起こっても私たちは、驚き怪しまないようにしましょう!
「安定経済と核戦争危機」への2件のフィードバック
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