クリスマスの日ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
クリスマスのことを考えますと、クリスマスキャロルや、教会の美しい聖歌など、静かな、清らかな雰囲気を思いますが、相変わらず世の中は嵐が吹き荒れています。新型インフルエンザを始め、世界もそして日本国内も騒がしいです。民主党政権の政治にも、矛盾や欺瞞が見えてきました。
ここで、二つのニュースを紹介したいと思います。
「キリスト教は独善的」と小沢氏、仏教は称賛
記事の中身を見てもらいますと、かつて民主党が新憲法創案の中で指摘したことと同じで、キリスト教の排他性に反発しています。自民党から民主党に動いても、「偶像崇拝 + 権力」 = 「キリスト教迫害」の図式は、日本政治の中に潜在的に横たわっています。かつてのアッシリヤの王が、ユダの王に対して吐いた暴言と通じるものがあります。
おまえは私に『われわれは、われわれの神、主に拠り頼む。』と言う。その主とは、ヒゼキヤが高き所と祭壇を取り除いておいて、ユダとエルサレムに向かい『この祭壇の前で拝め。』と言ったそういう主ではないか、と。 (イザヤ書36:7)
そして、もう一つのニュースは、ヨーロッパ連合が、国際通貨基金(IMF)に対して、新たな経済危機を限定するために国際金融取引税を追求すべきだと提唱しました。
The long march to Bethlehem
ここでWorld Net Daily誌の編集長、ジョセフ・ファーラー氏は、かつてローマ帝国が全住民への住民登録(欽定訳では「課税」となっている)と何ら変わらない、と指摘しています。
しかし、そのような横柄で暴力的な国の権力の中で、主がお生まれになり、神の国がへりくだった者の中で始まったのです。
明後日、ある教会で説教の奉仕が頼まれていますが、ダニエル書11章を教えることになっています。そこはギリシヤのセレウコス国(シリヤ)と、プトレマイオス国(エジプト)の間で繰り広げられるシリヤ戦争の預言が書かれており、次に、卑劣で横柄なシリヤの王、アンティオコス・エピファネスの登場、そして最後に世界を荒らし、第三次世界大戦を引き起こす反キリストの横暴さが描かれています。
この預言と、そして静かで、清らかな雰囲気のはずにならなければいけないクリスマスと、どのようなつながりがあるのですか?と主に祈っていた時に、二つの上のニュースからヒントが与えられました。主がお生まれになった時、その環境は静かさと清らかさの雰囲気ではなく、世界の諸国の横暴さと、人々のわがままさ、混雑、騒がしさの真っ只中だったということです。
けれども、その中にある神の主権と、そしてキリストの柔和さの中に、まことの平和と平安があるということを思い出しました。この方こそ、げにまことの神、王の王、主の主であられます!
Merry CHRISTmas!