ワクチンは666の布石!? ~  終わりの日に生きるキリスト者とは?

 カルバリーチャペル国分寺の牧者、知主夫さんが、インターネット情報で悩んでいる、新しくクリスチャンになった人に答えています。

 アメリカの大統領選の不正選挙疑惑の時から反ワクチン情報まで、私も、こうした情報に距離を置きました。マスクやワクチンに関することも同じです。このことで、私のフェイスブックの友達関係も切ってきた方々が何人かいる、ということに気づいていました。

 同じように主イエスが地上に再び来られると信じ、同じように、その前に獣の国が来ると、聖書預言により信じていても、そのように信じている人々の中から、不正選挙疑惑や反ワクチンのことと、その終わりの日の生き方を説いていることに、強い違和感を抱いています。

 理由は、知主夫さんが明確に二つ答えています。 続きを読む ワクチンは666の布石!? ~  終わりの日に生きるキリスト者とは?

「ジェンダーサイエンス(1)「男X女 性差の真実」」を見て

 11月3日に、NHKで以下の番組がありました。下のリンク先で、5分の動画を視、番組内容のまとめを読むことができます。

ジェンダーサイエンス(1)「男X女 性差の真実」

 ジェンダーという言葉が、日本で一気にマスコミの中で広まっているように思われます。政府の中でも、男女共同参画社会と呼ぶものの中で取り上げられています。

 アメリカを中心に英語の情報も読んでいて、ジェンダー(gender)がいわゆる生殖器の違いを示す「性別(sex)」とは別の男女の定義として、頻繁に表れてきたのに気づいていました。いわゆる社会的な「男らしさ」「女らしさ」の男女の区別を表す概念です。「社会的性別」とも呼ばれるようです。

 最近のマスコミの風潮を見るに、環境保護運動や動物愛護運動などと似ていて、西欧社会で始まったものが一気に世界化している流れの中に、日本もどっぷりと入っていることに気づきます。今回のNHKの番組は、ジェンダー概念を取り入れている内閣府男女共同参画局も否定している、過激なジェンダー議論を展開させています。

性の中性化を目指す番組

 内閣府が目指している社会は、「男女別定年制の撤廃」「DV防止法の制定」「起業家、科学者、政治家など、従来女性が少なかった分野への進出」など、社会制度や慣行の見直しを目指しているものですが、「見直しが不要」なものとしての具体例として、「男女の服装に関する違い」「ひな人形、鯉のぼり」を挙げています。そして、以下のように、過激なジェンダー論を否定しているのです。 続きを読む 「ジェンダーサイエンス(1)「男X女 性差の真実」」を見て

「亡国の環境原理主義」から思う似非キリスト教

 この本を読んでいます。内容は、著者ご本人が以下の記事で書いています。

亡国の環境原理主義

 地球温暖化問題・・実は、これは苦手意識があり、避けてきた問題です。一つに、あまりにも二極化が進み、気候変動に対する懐疑派との対立が非常に大きいことがあります。もう一つは、数字との戦いがあり、私は理系肌では全くないので、避けてきました。

 けれども、もはや個人的には避けられない問題かな?と思いました。いや、一つの線につながってきたので、ようやく何か言える問題だと思いました。

 そのきっかけを作ってくださったのは、たまたま、教会に、関連する分野をお仕事にしておられる方がいることです。彼が私に、「環境”正義”という言葉が欧米で使われている。その正義って、キリスト教があるから出てくる発想ですよね?」と感想を求めてきました。日本では二酸化炭素を「減らす」ことで貢献するというのが、理解だけれども、二酸化炭素自体を悪と見なす二元論が気になっていて、それは、もしやキリスト教から来ているのでは?ということです。

 一般の日本人で、この分野に詳しい人であれば、キリスト教が背後にあるのでは?という発想をするはずだと、私も強く思いました。案の上、本書では、次のようなくだりがあります。 続きを読む 「亡国の環境原理主義」から思う似非キリスト教

ゆうき牧師と「聖書から読み解く世界情勢」

 私たちの教会で、「こんなユーチューブ・チャンネル見ているんですけれども、内は大丈夫ですかね?」と言って尋ねてきた兄弟が、いました。何かな?と思ったら、あ~あ、ゆうき牧師のチャンネルでした!

 動画で自己紹介で話していますように、ゆうき牧師とは、香港が初めてでしたが、東アジア青年キリスト者大会で出会い、それから、何かにつけ、いろんなところで会って、親しくさせてもらっています。香港での、日本のための祈り、ほんとにかっこよかったです。
 彼は、札幌で教会開拓をしていますが、ずっとビジネスマンへの重荷がありました。それで、かなり質の高い、ユーチューブチャンネルを運営していますが、それがバイブルライフコーチングです。

 そして私、明石清正とのコラボで、以下のシリーズが始まりました!

聖書から読み解く世界情勢

 火曜日の晩ぐらいに、週一回、掲載されますので、ぜひフォローしてみてくださいね。

「激動の世界情勢を聖書から読み解く」勉強会

「激動の世界情勢を聖書から読み解く」勉強会

毎月第三週(木)20:00

リンク先ページの「参加申込」よりお申込み頂いた方に、アドレスをお知らせしております。

過去の勉強会の動画1

過去の勉強会の動画2

しんしんインタビュー「聖書を読むと世界情勢がわかるって本当?」

https://youtu.be/PWD7lfhtjlo

AIロボットが、僧侶・神父・ラビに代わりになる?

「黙示 13:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がものを言うことさえできるようにし、また、その像を拝まない者たちをみな殺すようにした。

https://youtu.be/3wM2szZT7tk

日本語の記事:神とロボット AIは宗教を変えるのか?

AIロボットが、僧侶、神父、ラビの代わりになっているというニュースです。前から懸念されていたことですが、コロナ禍において、対面が制限される中で、この技術の開発と試用が進んだようです。

人と人のつながり、肉体を持っていくことの必要、これを鬱陶しいと思うことはあると思います。けれども、それを除いたらどんな世界が広がるか?肉体のない、魂のない理性だけの存在、それがまさに反キリストです。そして終わりの日には、この、理性、頭でっかちの存在が、世界を全体主義で支配するようになります。

私たちの主キリストは、肉体を持って人々の間に住まわれました。ここに、まことのいのちがあるのです。

参考ブログ記事:「ネット礼拝の神学的側面:受肉・聖礼典・グノーシス

書評「Enemies and Allies(敵と味方)」

 ジョエル・ローゼンバーグ著の新作を、休暇中も含めて読んでいき、昨夜、完読しました。今回は、楽天ブックスの電子辞書が安かったので、スマホでいろんなところで読めたのが良かった。

 私は、神がジョエルさんを、「小説より奇なり」を地で行くように用いておられることを知って、かれこれ20年近くフォローしています。そして、中東に対するキリスト者の見方、また祈りや支援をどのようにすべきかを、彼の著作や発言を基にしてきたと言っても過言ではありません。

本の紹介についてのインタビュー

ユダヤ系アメリカ人で、イスラエル国籍を持ち、福音派で親イスラエル

 彼は非常に独特な出自を持っています。父方にロシア系ユダヤ人の先祖を持ち、ポグロムから免れてお祖父さんが米国に移住しました。正統派ユダヤ教の家系です。けれども、ジョエルさんのお父さんは悪い経験しかなく、宗教の実践をやめていました。ところがある時に、新約聖書を読み、イエスがユダヤ人のメシアであることを知り、信じます。異邦人の奥さんも信じます。その父母の間に生まれたのがジョエルさんです。彼も、ずっと後で信仰を持ちます。

「ノストラダムス」とも呼ばれる、現実となった小説シリーズ

 彼が、政治系のフィクション小説を書くことにしました。彼は聖書信仰を持って、終末の預言も信じていますが、諜報機関の人たちからもよく取材して、こんなストーリーの原稿だったのです。「民間機をハイジャックして神風攻撃をし、米国が攻撃を受ける。大統領は対テロ戦を展開し、イラクのフセイン大統領に対して宣戦布告をする。」この原稿を書き終えそうになっていた時に、自宅の上空を、ペンタゴンに向かうハイジャックされたジェット機が迂回していたのです。 続きを読む 書評「Enemies and Allies(敵と味方)」

教会での負の経験

 多かれ少なかれ、多くのクリスチャンは「それぞれに負の経験があって、それへの反発がある。」のかもしれません。

 例を出せば、献金を過度に強調された教会生活を強いられた人は、献金についての教えを語られた時点で、「献金は律法ではない」という強い反応をしてしまいます。振り子が大きく振れてしまうと、元に戻そうとする反発があります。

 そこで思わされるのは、「神の恵み」です。「あなたがこれをしていないから、こうなっているのだ。」「これをしさえすれば、状況は良くなる。」というメッセージを、どんな話題にしろ受け取ってしまった時に、右から左、また左から右に揺れ動いてしまうのでしょう。

 そうではなく、「神がこれほどのことをしておられる。主は、あなたを呼んでおられる。」という、一方的な、強制ではない、神の呼びかけに応える時に、献身、献金、その他、犠牲を払うということが健全にできるのだと思います。

「Ⅰコリ15:10 ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵みなのですが。

日本のテレビ局がソドム遺跡を紹介

今、日本のメディアで、ヨルダンでの遺跡がソドムの滅亡のことではないか?というニュースが出て来ていますね。朝日系が報道しています。

「天の火」で滅亡した都市ソドムか? 中東の遺跡に隕石爆発の痕跡

https://youtu.be/Kg7xbgF3zlI

聖書の参考書では、ソドムは死海の東南部分にソドムがあったのではないか?というようになっています。いわゆる「ロトの妻の柱」と呼ばれているのは、死海の南の沿岸部分にある柱状になっているものですね。

けれども、福音派の神学校「トリニティ・サウスウェスト大学」のスティーブン・コリンズ(Steven Collins)教授が、死海の北東部にある遺跡「タル・エル・ハマン(Tall el Hammam)」が、ソドムではないかとして、ヨルダンの考古学庁の協力でこのプロジェクトを2005年から始めています。

公式サイト:Tall el-Hammam Excavation Project

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

The Search for Sodom & Gomorrah

朝日新聞の記事には、科学誌へのリンク先がありますが、こちらですね。
A Tunguska sized airburst destroyed Tall el‑Hammam a Middle Bronze Age city in the Jordan Valley near the Dead Sea

日本語で詳しい記事がありました。「約3600年前に隕石落下による大爆発で大都市が丸ごと吹っ飛んで滅んでいたと判明、「ソドムとゴモラ」のモデルか?

コリンズ教授は聖書信仰を堅く保っている方で、かつ考古学者ですので、彼の主催するヨルダン旅行にぜひ行きたいと思っていましたが、まだ、かなっていません。(ヨルダン旅行記

しかし、私の師匠的存在でもある、牧者ジェイ・マッカールさんは、ヨルダン旅行をする時は、コリンズ教授の発見に基づいて、必ずここに連れて行きます。

ここでの考古学発見が、まさかこのような形で朝日系のメディアで紹介されるとは思っていませんでした。この発見は、ややもすると眉唾と揶揄される、保守的な福音派の聖書信仰を持っている人々によって発見されたところですから、今回のニュースは、そこがすごいと思いました。

ちなみにイスラエル側のネゲブ沙漠には、イスラエルにしかない「マクテシュ」という渓谷があります。これが、上から見ると、まるで隕石が走っていったかのような跡になっています。なんでこんな地形が形成されたのか、進化論的な説明がイスラエルの公式見解ですが、ソドムとゴモラに向かって、隕石が走って行った時に跡ではないか?とも想像できるわけです。(イスラエル旅行記

「大航海時代の日本人奴隷-増補新版」

 キリシタン史に詳しい方が、日本人奴隷についてこの本がいいと薦めているコメントを読んだので、図書館で借りて手にしました。

キリシタン史への私の興味

 これまでキリシタン史については、とても興味を持って触れてきました。戦国時代から江戸時代にかけての昔のことであっても、本当に今の宣教について、多くのことを知ることができます。そして迫害史も知ることができます。日本での最大の迫害であるし、世界の教会史においても際立っていると聞いたことがあります。

 しかし、時の為政者がキリシタンを迫害したのは、宣教師の派遣国が日本を宣教師を通して植民地化しようとしているという見方を多く耳にしました。これは、大航海時代以後、キリスト教宣教と、帝国主義的な国の思惑から決して無縁ではないという、とても難しい問題であると感じています。

宣教と奴隷制度の関わり

 中でも、秀吉が伴天連追放令を出したのは、ポルトガル人が日本人を奴隷貿易にしているということを知り、それに激怒していたからだという見方も読みました。果たして、歴史的事実はどうだったのか?というのが、私の大きな疑問であり関心事でした。

 それで出会ったのが本書です。そのまま真っ直ぐに、「大航海時代の日本人奴隷」の歴史を、第一史料から取り扱っています。そして、「増補新版」がとても大切です。「補章」として「イエズス会と奴隷貿易」が追加されており、まさしく、これが宣教師たちが奴隷貿易に関わっていたことに触れている内容だからです。 続きを読む 「大航海時代の日本人奴隷-増補新版」