女王バビロン

 

今、イザヤ書を学んでいて間もなく47章に入ると思います。そこで目に留まったのが、「おとめバビロンの娘」「王国の女王」という言葉です。彼女は、「いつまでも女王でいよう」として、ユダヤの民など奴隷で酷使し、そして、「私だけは特別だ(直訳は、「私だけで、ほかにはいない」)」と、イスラエルの神のごとく振る舞っている姿を見ます。

どうして主なる神は、このように女王としてこの都を形容されたのが?今の、立体写真を見る時に、圧倒されました。こちらのサイトです。

Babylon 3D

babylon01

これなら、確かに、「私はいつまでも女王でいよう、私だけで、ほかにはいない。」という、とてつもない奢りと安住の中に生きるだろうな、と思いました。そして、このバビロンをペルシヤ人クロスを通して一夜にして倒すことを、前もって宣言された主は、どんなにか大きい方、偉大な方だろうかと思いました。また、こんなとんでもない大きな国に、エルサレムがぺちゃんこにされたことを思います。「虫けらのヤコブ(41:14)」と主が呼ばれた意味が分かりました。 続きを読む 女王バビロン

ワンデイ・セミナー@カルバリーチャペル那覇

2月5‐8日、沖縄に行ってきました。その間にあった恵みを分かち合います。

ワンデイ・セミナーoneday_seminar

カルバリーチャペル那覇にて、一日セミナーが行われました。

左のチラシにあるように、私は聖書預言の二つのメッセージを担当しました。

世の終わりのシナリオ(拡大図)マタイ24章
音声 ・ PPT

世の終わりのシナリオ(凝視図)エゼキエル38章
音声 ・ 38章の図

そして、カルバリー国分寺の桜井知主夫さんによる「聖書の効果的な学び方①」と「聖書の効果的な学び方②」も、豊かな恵みでした。
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キリストの御国とカリフ制

ぜひじっくりと観て、それからご紹介したい三つの記事があります。先に紹介した「第三の標的」の著者である、ジョエル・ローゼンバーグ氏によるものです。(ちなみに、当ブログで「ジョエル・ローゼンバーグ」を検索にかけると、彼がこれまでどのようなことを話し、行なってきたかフォローできます。)

後で、特に②と③は情報を追加していきます。なので、またこちらのブログに後でいらして、続きを読んでください。:)

① 黙示的イスラム教の終末論と聖書的終末論の違いは何か?

What’s the difference between Apocalyptic Islamic eschatology & Biblical eschatology?

ジョエル・ローゼンバーグ氏は、まず、「イスラム過激主義(Radical Islam)」の範疇をさえ越えてしまっている、「イスラム黙示主義(Apocaplytic Islam)」の脅威について述べています。シーア派においてはイラン、スンニ派においてはイスラム国が顕著です。彼らの考える神の国の到来を早めるために、不信者を文字通り滅亡させることを目的としています。アルカイダやハマスなどの過激主義は、攻撃はしこそすれ全て滅ぼすことまでは考えていません。

そこで、「終末論」そのものについてですが、これは聖書が強調している神のご計画の完成であります。では、新旧約聖書の持っている終末論は何か?これについて詳しく教えてくれています。 続きを読む キリストの御国とカリフ制

ヒトラーに見る「私たち」の悪

今日は、ホロコーストを記憶する日だそうです。

今日1月27日は、ホロコースト犠牲者を想起する国際デー。わずか70年ほど前に実際に起きた、この大きな悲劇を記憶にとどめ、後世に伝えていくという目的の下に2005年の国連総会で制定されました。1945年のこの日、当時ナチス・ドイツによ…

Posted by イスラエル大使館 / Israel in Japan on 2016年1月26日

なぜ、人間がこんな悪を行なうことができるのか?この問いは、実にイスラム教のテロ等によって今にまで続いている問いかけです。先日、妻といっしょに次のNHKスペシャルを見て、心が揺さぶられました。

NHKスペシャル <新・映像の世紀> 第3集 「時代は独裁者を求めた」
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邦訳「第三の標的」!

去年、ご紹介した本「The Third Target(第三の標的)」が、なんと日本語に翻訳されました!これは絶対に、みなさん注文してください。一年前のですが、まだ現在進行中のイスラム国とヨルダンの関係を読むことができます。
theThirdTarget
第三の標的
著 : ジョエル・C・ローゼンバーグ
定価 : 1,000円(+税)

ちなみにたった今、その続編であるThe First Hostage(第一の人質)がちょっと前に出版されて早速Amazon.co.jpで注文して、到着するのを待っている最中です。

ビリー・グラハムの背教??

「村上密氏に注意!」・・と書かれたらどう思われるのだろうか?という疑問が、下の村上密牧師のブログを見て思いました。

ビリー・グラハムの背教

この方は、カルト化した教会などで被害を受けた人々を援助している貴重な人であり、ブログには出てこない凄まじい現場を通っているのだと思います。俎上に上げているのは氷山の一角であり、その十数倍の事件や出来事を抱えているのだと想像します。

しかし、このブログには必ずしも自分が取り組んでいる分野ではないものも取り上げており、その情報の選択が、「杜撰」と言わなければいけない時があります。インターネットで引っ張ってきて、継ぎ接ぎだけをしているのではないか?と疑われるものが混在しています。その「裏」を取っていないのです。後で説明しますが、上の「ビリー・グラハムの背教」というのは典型的な例です。

以前、カルバリーチャペルにおける不祥事を取り上げたので、そこで私がすぐに連絡したことがあります。(拙記事)文章の最後に、それとなく書いていますが、実は私がかなり情報を急いであげたことによって、ようやく止めることができた誤情報がありました。掲載している写真はカルバリー・チャペルではない、メガチャーチの写真を貼り付け、それがカルバリーのものであるかのように取り上げていました。そして異端的な教えを、カルバリーチャペル・コスタメサで主任牧師となったブライアン・ブローダソンが教え始めたという内容です。その異端的な教えに対する警鐘を鳴らす冊子を彼自身が書いていた、にも関わらずです。 続きを読む ビリー・グラハムの背教??

サイード・アベディニ牧師の釈放

昨日、そして現在進行中で、すばらしい知らせが入りました。イランと米国の二重国籍を持っている、サイード・アベディニ牧師が三年前に、キリスト教徒への支援活動などを理由に拘束された米国人のサイード・アベディニ牧師に、禁錮八年の刑を言い渡たされ収監中でした。しかし、米国とイランの収容者交換の中で、四人の米国人が釈放され、その中にサイードさんが含まれていました。

イラン、米国籍のキリスト教牧師に禁錮8年(2013年の記事)

イラン人7人に恩赦、米国人4人釈放と引き換え 米政府(昨日の記事)

サイードさんのために、全米のキリスト教会が熱心な祈りを捧げてきました。(ウェブサイト)奥様のナグメさんは、カリフォルニアで救われ、アイダホ州にあるカルバリーチャペル・ボイシでご両親も救われた方で、カルバリーチャペルの中では有名人としてよりも、同じ家族として心に留め、祈っていた人が多いと思います。

カルバリーチャペル・コスタメサでのインタビュー(2年前)

Naghmeh Abedini from Calvary Chapel on Vimeo.

彼女は生まれはイランで、育ちがアメリカです。米同時多発テロの後にカルバリーチャペルから遣わされイランに行った時に、サイードさんに出会いました。元ムスリムで、イランの地下教会で大きく用いられていた人でした。危険が増したのでイランを去り2005年にアメリカに戻り、彼も米国籍を得ました。そしてカルバリーチャペルで奉仕をしていました。 続きを読む サイード・アベディニ牧師の釈放

東アジア青年キリスト者大会(第六回2016年)

無事に大会を終えました!クリスチャン新聞でこれから報道があります。速報はすでに出ています。

第6回東アジア青年キリスト者大会 香港で始まる

祈り 様々な角度から 第6回東アジア青年キリスト者大会2日目

香港の日本人宣教 第6回東アジア青年キリスト者大会3日目

今回の特徴は、何と言っても中国の兄弟姉妹の多数の参加です。本土からも、日本からも、そして現地の香港と台湾人の姉妹もおりました。そして、中国の教会からの日本の救霊への熱い祈りがありました。それから、日本からの日本語話者の参加者もたくさんいました。片親が日本人、両親は韓国人だけれども日本生まれ、日本育ちという若者たちがおり、この大会で神の国にあるアイデンティティーが確立されました。

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日韓合意の所感

以下は、私の勝手なつぶやき、独り事です。来年への抱負を含めて・・。 初めは、一キリスト者としての意見というよりも、一国民としての意見です。主に日韓関係のことですが、どちら側からも批判を受けそうです。(汗)独善も多分に含まれているかもしれません。

私の安倍首相に対する評価は高かったですが、今回の日韓合意でさらにアップしました。

日韓外相会談

それは政治家としての手腕です。おそらく個人的に持っている彼の思想というのは、かなり右寄りでしょう。私個人は、ちょっと付いていけないという思いを持っています。しかし日本の国益というか、日本の代表者としての使命(野望かもしれませんが)がその個人的信条を上回っています。もちろん、これからも一国民として注視していきますが。

そして、朴槿恵大統領もそのような人と私は見ています。

参考記事:「日韓慰安婦合意・歳暮のサプライズと「後暴風」
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ユダヤ人は救われるのか? - カトリックの立場

カトリック教会の置換神学放棄

ここ二週間ぐらいで、興味深い話題を追っていました。まずは、次のイスラエル発の記事です。

ローマ書9-11章宣言:カトリック教会 2015.12.12

イスラエルやユダヤの話題を追っている人によって、「キリスト教によるユダヤ人迫害、反ユダヤ主義」というのは、基本的な歴史事実です。そのために、ユダヤ人の中にイエス様を信じるということ、キリスト者になるということは、「ユダヤ人ではなくなる」という公式ができあがっています。「ユダヤ教徒ではなくなる」というならばまだ理解できるのですが、神も何も信じていない世俗的なユダヤ人であっても、イエス様を自分のメシヤとして受け入れたのであれば、その人はユダヤ人でなくなる、と言います。

そこで、民族的に、血縁的にユダヤ人であることを主張しながら、それでも私はイエスを信じていると主張している人々を、「メシアニック・ジュー(Messianic Jew メシヤ的ユダヤ人)」と自らを呼び、キリスト教の世界ではかなりその用語が定着しています。アメリカに、そしてイスラエルにユダヤ的な礼拝形式を保ちながら、なおイエスを主として受け入れている人々の集会があります。

それはともあれ、なぜキリスト教会においてユダヤ人を迫害する反ユダヤ主義がはびこったかと言いますと、「ユダヤ人がイエスがメシヤであるという福音を拒んだ。それゆえ、イスラエルに対する神の約束や契約は反故にされ、今は神のイスラエルは教会に取って変わった。」とするものです。それを、「置換神学」とも言われます。そしてカトリック教会は、その「イスラエル」と「教会」の置き換えにおいて、総本山的な存在であり、反ユダヤ主義の温床ともなっていました。宗教改革の代表的存在であるルターも、その神学を引き継いでいたので、福音を信じないユダヤ人にしびれを切らして、後年は反ユダヤ主義者となりました

参考文献:「教会が犯したユダヤ人迫害の真実―私たちの手は血塗られている」(ミカエル・ブラウン著) 続きを読む ユダヤ人は救われるのか? - カトリックの立場