「神はなぜ戦争をお許しになるのか」③

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関連記事:「悪という現実に付き合う神」

神はなぜ戦争をお許しになるのか読後の感想の続きです。今回は、第一章「神の御前における人間」に書かれていることに注目してみたいと思います。

それを一言でいうなら、単に「戦争をやめてください」という祈りは聞かれない、ということです。平和を求める一見正しい祈りが、紛れもなく聞かれなかったという事実に、直球で体当たりしている説教です。

この説教は、第二次世界大戦が勃発したばかりに行ったものです。第一次世界大戦の時に多くの人が祈りましたが、戦争は起こってしまった。そして第二の戦争が起こり始めていた。「なぜ、神は私たちの捧げた祈りを聞いてくださらなかったのか?」と疑問に思っています。

第三次世界大戦の兆候

これはあまりにも生々しく、私たちに迫っている非常に大きな霊的危機です。ローマ法王が先月、パリ同時多発テロに言及して、「第三次世界大戦の断片は既に始まっているかもしれない」と言ったのです。(BBCの記事)この中でイスラム国に武力行使をすることは正当化されると述べ、キリスト者を含む大量の人が虐殺されていると話しています。そして以下の記事は、イスラム思想研究者によるものですが、確かに第三次世界大戦は既に始まっていると言いうることを書いています。

イスラム国との戦いは第三次世界大戦か?

戦争に反応する祈り 続きを読む 「神はなぜ戦争をお許しになるのか」③

実が結ばれない教え

クリスマス礼拝を今日、無事に終えました。とても簡素、けれどもしっかりとクリスマスの讃美歌を歌い、キリストの降誕の御言葉、それから聖餐にもあずかりました。内容は濃かったと思います。一人、初めての方も来られて、とても感動的でした。

少しだけ時間がゆっくりできたので、前から思っていたことでメモのようにして書き残したいことがありました。今、東十条バイブルスタディでテモテへの手紙第一を学んでいますが、そこにある箇所をまず紹介します。

私がマケドニヤに出発するとき、あなたにお願いしたように、あなたは、エペソにずっととどまっていて、ある人たちが違った教えを説いたり、果てしのない空想話と系図とに心を奪われたりしないように命じてください。そのようなものは、論議を引き起こすだけで、信仰による神の救いのご計画の実現をもたらすものではありません。この命令は、きよい心と正しい良心と偽りのない信仰とから出て来る愛を、目標としています。ある人たちはこの目当てを見失い、わき道にそれて無益な議論に走り、律法の教師でありたいと望みながら、自分の言っていることも、また強く主張していることについても理解していません。(1テモテ1:3-7)」

二か月近く前に行われた、「カルバリーチャペル牧者「静養会」」において、バド・ストーンブレーカーさんが、「「安息」ルカ10章」のメッセージにて、大きく触発された内容を話してくれました。(31:00辺りから。日本語の通訳もあるのでぜひご自身で聞いてみてください。)

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羊を気遣う牧者の思いを持ってほしい。特に気づく分野は以下の三つである。その一つ一つは大変有意義なことだが、牧会の心がけを持っていないと、バランスを崩してしまう。 続きを読む 実が結ばれない教え

私の好きなアドベント(待降節)の歌

私の好きなアドヴェント(待降節)の歌 - 「久しく待ちにし」。いつも涙が出ます。この暗き世の中で、どん底の思いになっていた僕をキリストは救ってくださった。そしてこの暗き世に、キリストが光としていらした。そして今、この暗き世に向かって再臨の主として光輝いて臨んでくださいます!マラナタ。

日本語訳の歌詞:
1 久しく待ちにし 主よ、とく来たりて、
み民のなわめを 解き放ちたまえ。
主よ、主よ、み民を 救わせたまえや。
2 あしたの星なる 主よ、とく来たりて、
お暗(ぐら)き この世に み光をたまえ。
主よ、主よ、み民を 救わせたまえや。
3 ダビデの裔(すえ)なる 主よ、とく来たりて、
平和の花咲く 国をたてたまえ。
主よ、主よ、み民を 救わせたまえや。
4 ちからの君なる 主よ、とく来たりて、
輝くみくらに とわに即(つ)き給え。
主よ、主よ、み民を 救わせたまえや。 続きを読む 私の好きなアドベント(待降節)の歌

悪という現実に付き合う神

この頃、思っていることの瞑想をお分かちします。

「瞑想」というほどのものではないのですが、「否定的なこと」についてです。聖書には、暴力であるとか、裁きであるとか、そうした否定的な事が初めから終わりまで書かれています。カインの殺人から始まり、最後、人々の争いをなくすために、イエス様ご自身が口からの剣で、その軍隊を滅ぼし、死体の山とせしめます。そして、それらが「主」が起こしたことだと、聖書には記述されています。

このままだと、まるでイスラム過激派のコーランの解釈と同じようになりかねないですね。けれども、主ご自身の教えは愛に満ちています。そして行ないも憐れみに満ちています。そこで多くのキリスト教会が、「神は愛である」という言葉で終わらせ、裁きや義、また戦争を神が引き起こしている部分については、避けている傾向があります。私も正直、そうでした。

けれども、主が引き起こしているように見える一つ一つを見ると、それは実は人が行なっていたり、アダムが罪を犯した後の地、つまり天災も罪の結果で呻いている自然界の表れであり、因果関係において神がしているというものではないのです。良き賜物は天から来ており、そうでないものは悪霊に属しますから。

では、どうやって主がこれらの否定的なことを引き起こしていることを、受けとめればよいのでしょうか?主は、「私たちが悪に取り囲まれているという現実に積極的に付き合ってくださる。」ということです。主がこれらの悪を許されて、それで私たちが取り組まなければいけない課題として放っておかれるのではなく、その悪のど真ん中に来てくださって、それで私たちの平安を与えるためにおられるのだ、ということです。 続きを読む 悪という現実に付き合う神

東アジア青年キリスト者大会(2016年)会場までの行き方

東アジア青年キリスト者大会2016年に参加する方々への案内です:

①格安航空の到着・出発ターミナルについて

多くの方が、HK Expressなどの格安航空の便で到着するのではないかと思います。これらの便は入国は「ターミナル1(Terminal 1)」、出国は「ターミナル2(Terminal 2)」でチェックインをします。

格安航空便の出入国手続き
香港国際空港(香港ナビ)

②香港ドルへの換金

到着して荷物を受け取ったのち、到着ロビーから出る直前に、換金用の銀行”Travelex“があります。そこで換金するのが時間の節約でベストです。レートはあまり良くないそうですが、すぐにお金が必要になりますのでここで換えないとといけません。

今の大体のレート:1香港ドル=16円 続きを読む 東アジア青年キリスト者大会(2016年)会場までの行き方

私の福音派再検討

このブログ記事には、福音派クリスチャンとして、自らの歩みを再検討させられました。

上のブログ記事を読みました。そして、その中にあるリンク先の二つの記事も読みました。ご本人のフェイスブックにコメントを入れようと思ったところ、かなり長文になってしまい、ちょっと躊躇しました。それでこちらに掲載させていただきます。実は、以前にも次のブログ記事でも取り扱ったのですが、もう一度取り扱わせていただきます。

関連記事:「等身大で見るキリスト者

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アメリカの教会で訓練を受け、韓国の教会の兄弟姉妹とも交わっている、その経験者としてお話しさせていただきます。問題意識としては全く同じものを共有しておるのですが、そのアプローチの中に、違和感を抱く者の一人です。

お互い不完全な者同士

第一に、韓国の教会もアメリカの教会も、「不完全である」という前提になぜ立てないのだろうか?という疑問です。教会はどこでも不完全であるという実体は、新約聖書から出てくる教会観です。そこでなおこと、主がその教会を立て、愛しておられるという視点です。ですから、これまでの教会のあり方を述べるばかりでなく、「自分自身が”無批判に”全てを受け入れてしまった。」という反省を、もっとすべきではないでしょうか?

リンク先の文章には、確かに区分けはされているかもしれませんが、どうしても十把一絡げに福音派のあり方として、象徴的にビリーグラハム伝道、韓国のラブソナタなどを取り上げている。そこに些かの粗雑さがあるように見受けられます。 続きを読む 私の福音派再検討

「セレブレーションオブラブ(愛の祭典)」は続く!

11月20‐22日、東京武道館にてフランクリン・グラハム氏が伝道者として立った、「セレブレーションオブラブwithフランクリン・グラハム」が無事に終わりました。下は、今晩行なわれた最後の集会にて、キリストを受け入れる決心の招きに応じた人々です。キリスト者の人口は日本で1パーセント未満と言われているところで、これだけの人々が一度に決心しました。涙します。

招きに応答した人々
招きに応答した人々

私は、20日の晩、21日の午前に出席しましたが、心が主に奮い立ち、確かに聖霊がここで働かれているのを感じました。そして、近くに座っておられた方々が下に降りて行くのに御伴させていただきた時、私の目に嬉し涙が溢れてきました。 続きを読む 「セレブレーションオブラブ(愛の祭典)」は続く!

Facebookでの投稿

みなさん、こんにちは。こちらブログでの投稿は、最近、あまり頻繁に行なっていませんが、フェイスブックでは頻繁に行なっております。

facebook.com/kiyomasa.akashi

多くの記事は「友達」に限定しているため、閲覧には友達申請が必要です。申請していただく時に、「メッセージ」を使って「ロゴスのブログを読んでいます」とか、自己紹介していただいてどなたなのかを知らせていただけたら幸いです。

大事だと思われる記事は、できたらこちらにも転載はしようと思います。けれども、限界があるので、直接、フェイスブックでご覧になったほうがよいでしょう。

「神はなぜ戦争をお許しになるのか」②

神はなぜ戦争をお許しになるのか神はなぜ戦争をお許しになるのか」の続きです。完読しました。第二次世界大戦の始まる頃に語られた、ロイドジョンズの説教はあまりにも、今日の教会の状況と似ており、身に迫るものがありました。そして、私が聖書を読んでいて、クリスチャンになって以来、その中にある戦争の記述の意味を、これほどはっきり知ったことはなかった、と言っても過言ではないぐらい、読みながら、圧倒的な神の臨在がありました。そこで教わったことはあまりにも多いのですが、かいつまんで、少しずつ話していきたいと思います。

戦争=心の鏡

私は、拙書も出しているぐらい、聖書預言や神の持っておられる終末のご計画に関心を持ち、その学徒でありました。しかし、主の再臨を語りながら、それが近づいていると話しながら、自分は安全圏の中で語っているから語れているのではないか?という思いがよぎりました。事実、終末を感じさせる重い事件が数多く起きました。世界情勢はもちろんのこと、キリスト教会の中で起こっていること、それから身近なところでも起こって、改めてテサロニケ人への手紙など、終わりの日に生きるキリスト者の姿を見ると、これほど重いテーマを彼らは抱えて、なおのこと希望と信仰と愛を抱いていたのだ、ということに気づきました。私が、唯一、キリストのみに望みを置いていたのだろうか?その問いが続き、ますます聖められなければいけないと思うようになりました。 続きを読む 「神はなぜ戦争をお許しになるのか」②

教会のGoogleカレンダーを見られない方へ

教会へようこそ!」や「教会(LCF)の紹介」に見ることのできる、教会活動のカレンダーが、先月からIE(Internet Explorer)で見られなくなったようです。下のように表示されます。
参照記事

ChromeやFirefoxなど他のブラウザーでは見られるようですが、直接のリンク先をご紹介します。しばらくは、こちらから入ってご覧ください。

ロゴス・クリスチャン・フェローシップの活動カレンダー

上の二つの教会紹介のページにも、このリンク先を付けたしておきました。何卒よろしくお願いします。