希望を食い潰した日本社会

先の記事「戦後の先人の辛苦を食い尽くした平成日本人」の関連です。

参院選で自分の感じたことと似たような感想が、この記事に書かれていました。「私たちは希望を食いつぶし、なおかつ生きていかねばならない。変わらないことへの苛立ちは、ワイドショー的話題に向けられ、批判は盛り上がっては流れていく。選挙もニュース炎上も、既存の秩序を維持するための「ガス抜き」として機能しているのではないかとさえ思います。」
(「希望が感じられない参院選に漂うかつてない徒労感」より)

日本社会が時々、怖くなります。それは、「いつまでも変わろうとしない」という強い力が働いていることです。確かに、日本は安定しています。安定は、社会にとってとても価値あることです。けれども、本当は決断しなければならないことを先送りにしているだけにしかすぎない「安定」なのではないか?と思います。 続きを読む 希望を食い潰した日本社会

戦後の先人の辛苦を食い尽くした平成日本人

参院選の前に、心の中にずっと抱いていた、日本に対する気持ちが次の記事の中に書かれていました。

「あえていうが、明治時代や戦後の日本人は、世界に冠たる素晴らしい成果を上げた国民だったが、平成の日本人は父祖たちが辛苦して築き上げた蓄積を食い潰しただけであった。」
平成の日本人は中国人に負けたと認めよう

ここの筆者が論じているように、これは右、左を問わずに浸透している、危機意識のなさです。左の人たちは、安倍政権の基本的な経済政策が、リベラルのそれであるのに、それを是々非々で支持するのではなく、ひたすら反安倍になって、政策論争を全くしていないということ。右の人たちは、戦前・戦後築き上げた先人の遺産に感謝し、それに誇りを持つのではなく、とにかく中国や韓国をこき下ろし、見下しているということ。どちらにも、「これまでの蓄積を食い潰している」高慢な態度があります。

目標設定が筆者のように経済力のアップとは言いませんが、「創造力」「何かを生み出す力」「そのための努力と実直さが報いられる社会」が満ちた社会になってほしいと願います。政府におんぶにだっこの依存体質は、日本人の魂を潰してしまうと感じます。 続きを読む 戦後の先人の辛苦を食い尽くした平成日本人

異端審問とマラーノ(隠れユダヤ教徒)の歴史

先月、この勉強会に行ってきました。

フェイスブック上ではお知り合いだった方々が講師で、「ポルトガルのユダヤ人を襲った苦難」という題名で聞きました。「シオンとの架け橋」のフェイスブック・ページで、味わいのあるイスラエル国内情報をアップしてくださり、大変感謝していることと、超正統派ユダヤ教徒であったのにイエス様を信じた方に、顔を合わせてご挨拶と、感謝の思いを伝えたかったのと、この勉強会のトピックに、興味を持ったからです。

内容としては、まさにホロコーストを知ることと同等の、非常に重みのあるもので、このような講義を、一キリスト教団体が無償で提供してくださっていることに、どれだけ感謝すればよいか分かりません。しかも、イスラエルからわざわざいらして、奉仕活動として行なっておられるのですから、頭が下がります。 続きを読む 異端審問とマラーノ(隠れユダヤ教徒)の歴史

「聖書が教える恋愛講座」の著者の棄教

「聖書が教える恋愛講座」(原題はI Kissed Dating Good-bye「僕はデートにさよならのキスをした」)の著者、米国の元牧師ジョシュア・ハリスさんが、クリスチャンを辞めたっていう話で、心痛めている兄弟たちが次々とフェイスブックやブログなどで、投稿をしています。この本は、キリスト者の若い男女は、デートではなく、結婚までの交際期間(コートシップ)にすべきであるという趣旨の内容です(参照要旨)。

私が読んだそれらの投稿を紹介します。一つ目は、MGFの牧者、菊地一徳さんのものです。

そして次は、カルバリーチャペル国分寺の桜井知主夫さんの文章です。

主体的に取捨選択できるようになるために

この記事を読んで、自分のフェイスブックに以下の投稿をしました。 続きを読む 「聖書が教える恋愛講座」の著者の棄教