先の記事「戦後の先人の辛苦を食い尽くした平成日本人」の関連です。
参院選で自分の感じたことと似たような感想が、この記事に書かれていました。「私たちは希望を食いつぶし、なおかつ生きていかねばならない。変わらないことへの苛立ちは、ワイドショー的話題に向けられ、批判は盛り上がっては流れていく。選挙もニュース炎上も、既存の秩序を維持するための「ガス抜き」として機能しているのではないかとさえ思います。」
(「希望が感じられない参院選に漂うかつてない徒労感」より)
日本社会が時々、怖くなります。それは、「いつまでも変わろうとしない」という強い力が働いていることです。確かに、日本は安定しています。安定は、社会にとってとても価値あることです。けれども、本当は決断しなければならないことを先送りにしているだけにしかすぎない「安定」なのではないか?と思います。 続きを読む 希望を食い潰した日本社会