教会での負の経験

 多かれ少なかれ、多くのクリスチャンは「それぞれに負の経験があって、それへの反発がある。」のかもしれません。

 例を出せば、献金を過度に強調された教会生活を強いられた人は、献金についての教えを語られた時点で、「献金は律法ではない」という強い反応をしてしまいます。振り子が大きく振れてしまうと、元に戻そうとする反発があります。

 そこで思わされるのは、「神の恵み」です。「あなたがこれをしていないから、こうなっているのだ。」「これをしさえすれば、状況は良くなる。」というメッセージを、どんな話題にしろ受け取ってしまった時に、右から左、また左から右に揺れ動いてしまうのでしょう。

 そうではなく、「神がこれほどのことをしておられる。主は、あなたを呼んでおられる。」という、一方的な、強制ではない、神の呼びかけに応える時に、献身、献金、その他、犠牲を払うということが健全にできるのだと思います。

「Ⅰコリ15:10 ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵みなのですが。

日本のテレビ局がソドム遺跡を紹介

今、日本のメディアで、ヨルダンでの遺跡がソドムの滅亡のことではないか?というニュースが出て来ていますね。朝日系が報道しています。

「天の火」で滅亡した都市ソドムか? 中東の遺跡に隕石爆発の痕跡

https://youtu.be/Kg7xbgF3zlI

聖書の参考書では、ソドムは死海の東南部分にソドムがあったのではないか?というようになっています。いわゆる「ロトの妻の柱」と呼ばれているのは、死海の南の沿岸部分にある柱状になっているものですね。

けれども、福音派の神学校「トリニティ・サウスウェスト大学」のスティーブン・コリンズ(Steven Collins)教授が、死海の北東部にある遺跡「タル・エル・ハマン(Tall el Hammam)」が、ソドムではないかとして、ヨルダンの考古学庁の協力でこのプロジェクトを2005年から始めています。

公式サイト:Tall el-Hammam Excavation Project

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The Search for Sodom & Gomorrah

朝日新聞の記事には、科学誌へのリンク先がありますが、こちらですね。
A Tunguska sized airburst destroyed Tall el‑Hammam a Middle Bronze Age city in the Jordan Valley near the Dead Sea

日本語で詳しい記事がありました。「約3600年前に隕石落下による大爆発で大都市が丸ごと吹っ飛んで滅んでいたと判明、「ソドムとゴモラ」のモデルか?

コリンズ教授は聖書信仰を堅く保っている方で、かつ考古学者ですので、彼の主催するヨルダン旅行にぜひ行きたいと思っていましたが、まだ、かなっていません。(ヨルダン旅行記

しかし、私の師匠的存在でもある、牧者ジェイ・マッカールさんは、ヨルダン旅行をする時は、コリンズ教授の発見に基づいて、必ずここに連れて行きます。

ここでの考古学発見が、まさかこのような形で朝日系のメディアで紹介されるとは思っていませんでした。この発見は、ややもすると眉唾と揶揄される、保守的な福音派の聖書信仰を持っている人々によって発見されたところですから、今回のニュースは、そこがすごいと思いました。

ちなみにイスラエル側のネゲブ沙漠には、イスラエルにしかない「マクテシュ」という渓谷があります。これが、上から見ると、まるで隕石が走っていったかのような跡になっています。なんでこんな地形が形成されたのか、進化論的な説明がイスラエルの公式見解ですが、ソドムとゴモラに向かって、隕石が走って行った時に跡ではないか?とも想像できるわけです。(イスラエル旅行記