第二回目、東北旅行にあたって・・・すでに始まっている神の御業

第一回目の旅行は、なんと言ったら良いでしょうか、主が恵みの油を滴らせた豊かなあぜ道を歩いた、という感じでした。しかし、二回目の旅にも非常に期待をかけています。

そして、昨日の日曜日ですが、その近所にある韓国の教会で三度、説教の奉仕にあずからせていただきました。私たちの教会の人たちも、いつもは自宅でやっている第二礼拝を合同でそこで持つことになりました。この教会は、以前、FBでも書いたことのある、足立区の東京武道館に住んでいる福島原発の避難者の方々のために、その場所を開放している人々です。なかなか人が来ず、牧師さんも少しがっかりしていました。

ところが、午前中の第一回目の説教の後、昼食の時間に、一人の女性が熱心に話しこんでいました。最近、赤プリの避難所に引っ越したとのことですが、福島いわき市から避難された方です。私が説教の前置きで、自分が仙台出身であること、そして救援旅行に行ってきたことを分かち合っていました。まさか、こんなところで自分に直接関わりのあることを聞けるなんて・・と感動されていたのです。彼女は教会に一度ぐらい行ったことがあるぐらいの未信者の方であるのに、なんと礼拝にずっと参加されていたのでした。「私には仙台や石巻にたくさん友人・知人がいる。私もいつか、旅行に参加したい。」と仰っていました。

そして、第二礼拝が終わり、壮年の男性の方とそのお母さんのコンビの方が、ロゴスの教会の人たちが交わっている場に来られました。お二人も武道館に住んでいるとのこと。そして何と、東松島からの被災者だというではありませんか!もっと聞くと、月浜海岸で民宿をされていたといい、私は幼少の頃と大人になってから、その辺りで宿泊したことがあります。お二人も、まさかこんなところに身近な人がいるとは・・と感激されていました。

破壊された家がどうなっているか、またそこにある家財がどうなっているか、津波を免れた仲間にもなかなか連絡が取れない・・・と仰っていたので、「明後日、東松島に行くんですよ。お家を見てきます。写真にも撮って、また家財らしきものがありましたら、拾ってきます。」と申し出ました。そうしたら、ぜひお願いしたいとのこと。

未信者のお二人ですが、何か感じられたのではないかと思います。まず、福島原発の避難者が集まっている武道館でたった二人、松島の地域から来ておられてかなり淋しかったようです。それで身近な人に会えたこと。それから、教会の人たちが場所を提供して下っていて、かなり嬉しかったようで、私がたまたまこの日に、旅に行く二日前に、説教の奉仕に来ていたことも奇遇であり、完全に神の導きです。