疫病の流行とグローバリズム

(3月25日にフェイスブックに掲載)

この記事は、一部、違うかな?と思ったものはありましたが、良質。疫病の大流行は、歴史的に当時のグローバリズムと深く関係しているという視点です。今回は、中国中心のグローバリズムによって、しかも交通の要衝である武漢発のウィルスです。

繰り返される中国とイタリアの悲劇的な濃厚接触

中世のペストは、欧州で三割から六割が死んだと言われていますが、この大流行は中国大陸で発生しています。その時のユーフラテス大陸を勢力を広げていたのが、モンゴル帝国です。このつながりがあったので、大陸をまたいで流行が急速に欧州に広がりました。

ローマ時代は、世界の道はローマに通じると言われたほど、ローマ街道が整っており、しかもギリシア時代からその言語と文化を引き継いでいたので、どこにいってもギリシア語が通じて、グローバル化されていました。その時に疫病が大流行しました。

また、そのグローバル化した世界帝国の中で権力闘争など政治的に不安定な部分も共通しており、中国は巨大な国でありながら、絶えず政治的な不安定要因を持っています。

イタリアは、中世のペスト流行でもその出発点であり、今や、中国の一帯一路構想の欧州での出発点でもあるという、歴史的なつながりさえあります。中国政府がいち早く、イタリアに医療チームを送ったのは、人道的な理由ではなく、一帯一路構想の巻き返しにしかすぎません。

とても良い番組です:「BS1スペシャル「ウイルスVS人類~未知なる敵と闘うために~」

コロナから見える、西側リベラル世界秩序の行き詰まり

(3月22日にフェイスブックに掲載)

コロナの流行から見える、非常に重たいテーマが見えてきました。何か、西側諸国の指導者の語る言葉は、壮大な「偽り」の中に市民を置いているのではないか?と、非常にもやもやとしたものを感じています。不確実なのに、確実性を持たせて語るレトリックの中に、それを感じるのです。

在イスラエルのアメリカ人のクリスチャン・ジャーナリストが、コロナ対策で、国全体が鎖国状態、隔離状態に置かれている中で、以下のことを述べています。また、西側諸国が取っている対策では説明のつかない、死亡者の少なさ(韓国)にも言及しています。日本も同じですね。いい意味で、今取られている対策には「謎」が未だ多くあります。

THERE IS NO PLAN B: THE STUDY THAT GOVERNMENTS ARE FOLLOWING WHICH COULD SEE 18 MONTHS OF CORONAVIRUS HELL

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民主主義が恐れている。民主主義の国々が、非民主主義的、権威主義的な手段を制度化しているが、それは、医療体制が失敗していることを明かしたら、大衆がどう反応するかを恐れているからだ。そのためか、難題に答えるよりも、封鎖を選んでいるのだろう。

西側諸国は脆くなっており、大衆主義が台頭している。大量の移民により、極左と極右の動きが、戦後に築かれたリベラルな新秩序を危険にさらした。このウィルスは、この秩序の棺桶の蓋を釘付けすることになるかもしれない。(注:西側の戦後秩序の終焉を決定づけるということ。)

これが西側諸国の政府が恐れていることであり、それが、トリアージ(治療順番)に至る意思決定に向かわせている。ここのトリアージとは、政府を救済するために、経済のようなものを削減することだ。しかし、経済を破壊することは、長期的には、パンデミックによる短期的な結果と同じになる(注:つまり、経済不況などで死者が出てくること)。

ほとんどの国では、何か月も何年も封鎖された中で、市民的抵抗を見ないということは、ありえないだろう。既に、一部の国では、法と秩序の問題が出てきている。スウェーデンでは、ギャングが関わったとされる爆破事故が起こり、フランスでは騒動が起こっている。ウィルスの衝撃と恐れが消失したら、次に人々は、疑問を抱き、反抗し始めるかもしれない。持続的な危機状態、「戦争」の状態に置くことで、一時的に、彼らを注意散漫にするかもしれない。
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Israel is Treating Tourists Like Coronavirus

“Israel has big scars from other nations and peoples. And even now, there is antisemitism all over the world. What’s happening now is being reported all over the Korean media. I’m worried that this will cause Korean people to take a more negative view of Israel. Please stop looking at the Koreans, Chinese, and other Asians as if we’re a plague.”

Israel is Treating Tourists Like Coronavirus

コロナ、イスラエル、中国

(3月21日にフェイスブックに掲載)

イスラエル首相ネタニヤフ氏の率いるコロナ対応は、私のようなものが是非を問うことはできません。批判としてではなく、「イスラエルをしてをさえ、抗うことのできない大きな一つの流れ」として、読んでいただければと思います。

自分が、今のイスラエルの状況に対して抱いていた心配が、次々と起こってくるので、祈らされます。コロナによる緊急事態にいるイスラエルが、議長が審議を止めたことで、国民の生活に死活的な議論ができず、停止してしまったままになっています。

伝染病の歴史は、「グローバル化」と密接に関係

先月末、日韓からの入国が禁止された時、また次々とアジア系の人々にヘイトが拡がる知らせを受けた時、「これだけ水際対策をしても、必ずイスラエルにも、パレスチナにもコロナは来る。」と断言しました。

ウィルスがこれだけ拡散している理由は、中国中心のグローバル化が根底にあり、イスラエルは(パレスチナ自治区も)中国の影響をもろに、受けてきたからです。韓国人の観光客に感染が分かったとて、すでに中国からのウィルスは何らかの経路で入っているはずだから、どんなに努力しても、台湾のように中国政府自体の封鎖よりも早期に入国拒否をしなければ、ウィルスの流入は不可避でした。

参照ブログ:「聖書預言と新型肝炎」

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霊的なコロナ対策 - 短距離走でなく長距離走を

(3月21日のフェイスブック投稿)

この言葉は示唆に富みます。

「新型コロナウイルスとの闘いを「短距離走ではなく、1年は続く可能性のある長いマラソン」と表現。「疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じます。一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります」などとメッセージを記した。」

山中教授、コロナのHP開設 闘いは「長いマラソン」
山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

教会は、礼拝や集会で、もはやコロナ対策で多くの時間や神経を使ってはいけないと感じています。しなければいけないことは、ほぼ固まっています。手洗い、換気などです。今、心配するのは、委縮して、必要以上に気を使い過ぎて、教会が本来しなければいけないこと、また今だからこそ行いなさいと命じられてることを、おろそかにしてしまわないか?と感じています。

もっともっと、「私はこうやって主との交わりができた」という証し、ある程度の制限の中にあっても、制限の中で与えられた新たなアイディアなど、そういったことを分かち合っていくべきではないか?と感じます。

例えば、うちの教会では、聖書の体系的な学びをしっかりとできるようになったという方がおられました。中国の家の教会も、多くのクリスチャンが聖書を読む時間が増えたらしいです。アメリカでは、オンライン礼拝や集会で、これまで御言葉に触れたことが全くなかった人々がアクセスするようになった、とか。

それから交わりを教会堂の中で持たなくとも、外に出て、自然に触れながら交わることも、暖かくなってきたのでできますし。

そして、医師で牧師の方によると、聖餐式を止める必要はないという意見を読みました。これは教会にとって死活的な礼典です。私たちの教会では、自分がパンを裂く時、直前に消毒液を手指に付けて予防しています。

あまり極端な対策をすると、ちょうど長距離走なのに、初めに全力を出して、途中で断念するようなことになってしまいます。これこそが危険です。持続的な緊張感で臨むべきであり、騒いでいる時間はありません。

私は、日本政府の出すコロナ対策が、このような長距離走のための対策、つまり、全面的な封鎖のような極端なことではなく、クラスター対策など、ピンポイントで封じ込め、最低限の経済活動や社会活動ができるようにさせている方針なので、神の憐れみを感じています。

北朝鮮でのコロナ流行とキリスト者の慰め

殉教者の声(Voice of Martyrs)」という、迫害下のキリスト者を支援し、また福音宣教をしている団体がありますが、北朝鮮内にいる信者から、北朝鮮内の状況と、神の慰めを伝える手紙が掲載されていました。この方は、聖書の音声ファイルの入ったMP4プレーヤーで聖書を聴いていた人ですが、このような手紙を書いています。

「祈りながら、生ける希望を抱いています。国境地域よりも、平壌・新義州の地域に、伝染病が拡がり、非常に深刻な状態です。飢え死にするか、伝染病に罹り感染して死ぬか、どちらにしても絶望的な状態ですが、この方を知った今は、恐れが消え去りました。再び、感謝します。
       朝鮮・新義州から 2020年3月10日」

ニュースでは、完全に隠れている情報ですね。(ちなみに、北朝鮮の朝鮮語には、外来語がほとんど使われないので、コロナウィルスという用語ではなく、「伝染病」と書いています。)医療体制が著しく劣っているでしょうから、相当なものなのでしょう。しかし、それにも増して、”この方”を知っている兄弟(姉妹)は、恐れが過ぎ去りました!

英語で読みたい方はこちらでどうぞ↓
https://www.facebook.com/8thirty8/photos/a.129151213923506/1499537330218214/

イスラエルに、パレスチナ人だけでなく中国からの労働者

(3月18日にフェイスブックに投稿)

パレスチナ人の労働者の受け入れ、これは、すばらしいこと。

イスラエルにとって、公衆衛生上、パレスチナ自治区も自国領のようにして守らなければ、自国を守れないので、緊密な連携をするのは、当然のこと。

しかし、経済においてもパレスチナ自治区を置き去りにすることはできません。パレスチナ人にとって、イスラエルは最も良い労働環境であり、イスラエルにとっても大切な労働者です。自治区に感染者が出てきた時にイスラエルは封鎖して、私の心は痛んでいました。

しかも、今回は長期出稼ぎで、宿泊代も会社が出して、それを全く利用されていないイスラエルの宿泊所にとっても利益になる。ちょっとした経済効果が望めます。

しかし、他の記事ではそれでも労働者不足を補うために、中国人1000人、ウクライナ人800人を迎える予定だということ。2週間の隔離を中国でもまたイスラエルに入って来てからもするようだが(つまり一か月近くも隔離)、イスラエルがいかに、観光客も労働者もインバウンドの国で、また中国頼みであることが分かるでしょう。

イスラエル感染者213人:さらに厳しい措置発令 2020.3.15

イタリアもそうだし、世界中いたるところがそうなのです、良い悪いは別にして、中国中心のグローバル化の中にそれぞれの国が組み込まれていて、交通の要衝である武漢発生のウィルスが、かくも全世界に拡散したのです。

日本も中国頼みはリスクが多いと悟り、少しずつ離れないといけないと思っているようですが(どこまで離れられるか知りませんが)、イスラエルにはその気配がないようです。コロナ対策はしているようですが、チャイナ・リスク対策はしていないようです。

中国地方政府役人のクリスチャンの証し

(3月18日にフェイスブックに掲載)

The Impact of the Coronavirus Outbreak on a Christian Official

これは、中国の地方政府の下級役人として働いていた方が、コロナ対策の最前線で働いていて、信仰が復興した証しです。母と祖母から信仰を受け継いでいたものの、霊的に眠ってしまっていた。何不自由ない生活だったが、心に虚しさを感じた、今、主に再献身して、仕えていかなければいけないという証しです。

WHO並びに国連の組織的疲弊

(3月16日にフェイスブックに掲載)

私は、今のコロナ情報について、WHOの情報は重要視しています。けれども、このことと別にして、国連の組織が「ある種の限界に達しているのではないかという懸念を抱く。抜本的に機構を再編成する時期が来ているのかもしれない。」というご意見には同感です。

WHOが中国寄りで、欧米には厳しいという、政治的な偏りがあるのではないか?という批判は多くありますが、それ以前に、組織内部で疲弊が来ているのではないか?と疑う時があります。既視感があります。

イスラエルとの関係で、顕著です。以前、~「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)」のトップレベルの腐敗~とのことで、記事を書きました。(コメント欄に掲載)

それからユネスコが、神殿のユダヤ人のつながりを否決する決議も採択したことがあります。

霊的ウィルスへの警戒を

(3月14日にフェイスブックに掲載)

FBのタイムラインでは、「コロナが来たからトイレットペーパーを買ってパニックしてるが、イエス様が戻ってこられるのに、何もしてない。」であるとか、「コロナを警戒するのと同じように、なぜ罪を警戒しないのか?」という投稿などが目立つようになりました。

まさにその通りで、教会に対して、神は霊的なウィルスの感染を強く警戒するように教えておられます。それは、「全き愛が恐れをしめだす」「私たちが受けたのは、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊です」ということなのに、「恐れ」「疑い」に囚われるようになるウィルスです。そして、それは他の人々に感染します。

原発事故後も同じことが起こりました。放射能で死んだ人はいません、けれども、恐れによって自殺した人もいますし、病気を患った人、離婚した人などがいました。そして教会の人でさえも、放射能への恐れのために、のめり込み、それに囚われて行った人々が出てきました。

今、ウィルスよりも、もっともっと警戒すべきは、心の内から出てくる汚れです。イエス様は、外からのものは排泄されるが、内側からのものが私たちを汚すと仰ったとおりです。

目を覚まして、上からの賜物、神の知識、平和や喜び、愛、これら諸々の良き賜物に満たされるよう、祈っていきましょう!

シェア元の投稿は、水谷潔牧師の書いたもので、「悪魔の格言」という本を執筆されましたが、CSルイスの「悪魔の手紙」の発想で、ユーモアに満ちた言葉で、霊の戦いの現実を描いてくださっています。彼のFBに行けば、他にもいろいろな投稿があります。