エジプト旅行記その3 − 長距離バスチケット購入
ピラミッド見学の後、車で落としてもらった先は、シェラトンホテル。その中にイスラエル(エルサレム)に行く長距離バスの切符の販売窓口があるからだ。
実は日本にいるときにバスの予約をしたくて、あちらこちら電話をかけまくったのだが、要領をえず。何度となく主人に電話するように言われたが、度を重ねるごとに電話をかけるのがすっかり嫌になった。理由は、こっちの欲しい情報は提供してくれず、相手が一方的に自分の言いたいことだけ言うからだ。何度かけても、時間の無駄、電話代の無駄。さらには、精神衛生上もよろしくない。夫婦で達した結論は、この国は、直前にしか何も決められないんじゃないか、日本人のように前もって(ずっと前から)予約をする概念がないのではないか、だった。だから、行き当たりばったりで、前日に購入しておけば何とかなるんじゃないか、であった。一応予約は3日前から受付ということではあったが、滞在期間が短すぎて、そんな余裕はない。
国境を越える長距離バスの切符販売窓口だから、トラベラーズチェックを受け付けてくれると思ったが、現金、しかも米ドルでと言われた。自国通貨を受け付けないなんて、なんちゅう会社なのかと思わされた。指示されるままに、同じ階にある銀行へ。しかし、そこでトラベラーズチェックの換金はしないとのこと。空港でもトラベラーズチェックは受け付けてもらえず、手持ちの少ないドル現金のうち100ドルをエジプトポンドに換えたときに、悪い予感はしていたのだが。
しかたなく、同じ階にある別の銀行に行った。なんとかそこではトラベラーズチェックを受け付けてくれると言われたが、200ドル分のトラベラーズチェックをドルの現金にするのに、5エジプトポンド(約100円)の手数料を払うように言われた。このとき高いと思ったが、後にイスラエルの国境でトラベラーズチェックをドルに換金したときには、100ドルに付き3ドルの手数料を払うことになり、実はまだエジプトのほうが安いことが分かるのだが・・・。
銀行で受け取った現金のドルを手に、窓口へ。カイロのシェラトンホテルからエルサレムまで一人70ドルなり、当然二人で140ドルなり。切符を手にして、日本にいるときからの肩の荷がとれて、夫婦でやっと一息つきました。ホテルはエアコンも効いているし、ほんとうにほっと一息。少し涼ませてもらいました。シェラトンホテルさんありがとう。