エジプト旅行記その7 − 博物館事情そのAコプト博物館

 ローマカトリックとは別にエジプト独自の展開をしていったとされるコプト教会。すっきりしてこぎれいな博物館と展示の仕方は私好み。しかし、ここでもエアコンはない。ということで、上へ行くほど気温は上昇。
 3世紀ぐらいの展示物は、貝殻の真ん中にビーナスがいたり、その他もろもろの偶像が・・・。これって本当にキリスト教なの?という展示物が続く。5、6世紀に入ると修道院の遺跡跡やら、布地に宗教画が施されている展示物が増えていく。最初は聖母マリアの上にキリストがいるような図案が多いのだが、それも年代が上がるにつれ、ローマカトリックとの差は何なのかな、と思うような展示物が増えていく。確かに独自の文字での聖書を作っていったのは、特色のひとつなのかもしれない。いずれにせよ、勉強不足でコプト教会の特性や独自性を理解できずに残念。砂漠に修道院のコミュニティーを形成していったところなど、クムランとの共通点を感じる。